葉酸サプリメント。 葉酸サプリ口コミで人気のおすすめ12選!妊活・妊娠中の効果とは?【医師監修】

【決定版】葉酸サプリメントの選び方(妊活・妊娠中)厳選7種を比較

葉酸サプリメント

葉酸サプリメントが多すぎてどれを買ったらいいかわからない。 選ぶ基準は何かある? 葉酸は妊活中や妊娠中に欠かせない栄養です。 でも食事から必要量を摂るのが難しい栄養でもあります。 そこで頼りになるのが、葉酸のサプリメント。 ところが、いざ購入しようとしたら種類が豊富で値段もピンからキリまであります。 妊娠後には子どもの健康にも関わることだし、どうやって選べばよいのか困ってしまいますよね。 この記事では、編集部が忖度なしで選んだ葉酸サプリ7種を3つのグループに分けてそれぞれ解説します。 企業の実績や安全性、価格、こだわりポイントなどをひと目でわかるようにまとめました。 また、そのサプリメントがどんな人におすすめなのかもご紹介していきます。 ぜひ、参考にしてみてくださいね。 葉酸の効果を詳しく知りたい方は、こちらの記事もご参照ください。 eggy-app. 大きく4つの観点で考えてみましょう。 葉酸の配合量• 安全性• 飲みやすさ 葉酸の配合量 2015年版の「日本人の食事摂取基準」では、葉酸の食事摂取基準を12歳以上の女性で240ugが推奨されています。 」とあります。 安全性 健康のために飲むサプリですから、安全性は重要なポイントです。 販売する企業の実績や、安全な基準で製造されているか、原産国などをチェックします。 この記事で紹介する葉酸サプリは7種類のうち6種類が国内で製造されています。 ネイチャーメイドのみ原産国がアメリカです。 価格 葉酸は、妊活中から継続して飲み続けたいサプリメントです。 妊活の期間は長いと数年に及ぶこともあります。 また、妊娠~授乳中も摂取が推奨されています。 長いスパンで摂るためには、求める品質と価格のバランスも重要です。 葉酸以外の栄養が多く含まれるほど、価格が高くなる傾向があります。 飲みやすさ 毎日飲むものだけに、飲みやすさも気にしたいところです。 粒の大きさを小さくしたり、匂いがしないようなコーティングにしたりするなど、ほとんどのメーカーが工夫を凝らしています。 通販サイトの口コミが参考になりますが、こればかりは好みもあるため飲んでみないとわからないことも多いです。 サンプルを取り寄せられるものがあれば試してみましょう。 では、実際にそれぞれの葉酸サプリを比較します。 商品は7種類で、大きく3つのグループ(シンプル・有名・こだわり)に分類しています。 販売単位が30日分ではない商品は独自に計算。 「定期」は定期購入時の価格です。 シンプル派 葉酸だけ摂りたい まずは、葉酸だけをとりたい人のためにシンプルなサプリを探しました。 そもそも持病で投薬がある人は、サプリと薬の飲み合わせを考えなければなりません。 その点、葉酸だけを摂れるサプリなら確認しやすく安心です。 また、普段からマルチビタミン・ミネラルを飲んでいる人は、葉酸だけ加えられるので便利です。 ネイチャーメイド 葉酸 150粒 75日分(大塚製薬) 医薬品だけではなく、ポカリスエットでもおなじみの大塚製薬株式会社が販売する葉酸です。 ネイチャーメイドはサプリ先進国であるアメリカのブランド。 原産国はアメリカで、この記事で紹介している葉酸サプリの中では唯一国産ではありません。 しかし、アメリカの厳しい品質基準と大塚製薬の基準を両方満たしているため、より安心できるともいえます。 このサプリの最大の特徴は、 葉酸だけをピンポイントで摂取できる点です。 そしてもう1つの特徴は、 リーズナブルであることです。 1か月当たりの費用はなんと300円。 最も継続しやすい葉酸サプリのひとつです。 【おすすめの人】• 葉酸だけを摂取したい人• とにかく費用を抑えたい人• 大塚製薬に親しみを感じる人 有名派 誰でも知っている大手の葉酸 誰でも知っている有名メーカーの葉酸サプリで、親しみと安心感があります。 身近なドラッグストアで入手できますので、通販で取り寄せるのが面倒という人にもピッタリ。 流通規模が大きく、コストパフォーマンスにも優れています。 葉酸カルシウムプラス 60粒(ピジョン) 哺乳瓶や赤ちゃん用スキンケアなどを手掛けるピジョン株式会社が販売する葉酸サプリです。 続けやすい価格と有名企業の安心感が両立しているのが魅力。 身近な ドラッグストアで手に入れやすいのもうれしい点です。 サプリメントのコーナーに見当たらない時は、乳幼児用品のコーナーに置いてある場合がありますよ。 【おすすめの人】• コストパフォーマンスを重視する人• 今すぐ飲み始めたい人• 置いていないドラッグストアがないくらいポピュラーな商品。 アサヒグループ食品の設立は2015年ですが、沿革をたどれば1925年に「エビオス」という健康食品の製造を始めたという長い歴史があります。 コストパフォーマンスの高さはトップクラスで、1か月当たりの費用は730円。 葉酸以外の栄養は、鉄・カルシウム・ビタミン4種とシンプルな配合になっています。 同じディアナチュラシリーズで葉酸とビタミンB6、B12だけを厳選したさらにシンプルな商品もあります(筆者はこのディアナチュラを飲んでいます。 1日1粒でいいので飲むのが楽です)。 【おすすめの人】• コストパフォーマンスを重視する人• 今すぐ飲み始めたい人• 原材料の種類が少ない方がわかりやすくて安心できる人 こだわり派 葉酸以外にも豊富な栄養 こだわりをもって葉酸サプリを選びたい人へおすすめできる商品です。 葉酸以外の栄養もたくさん摂りたい人はこのグループから選ぶと満足できるでしょう。 また、充実したカスタマーサポートも期待できます。 エレビット elevit 90粒(バイエル薬品) 「エレビット」は製薬会社が販売する葉酸サプリです。 病院で取り扱われていることもあり、安全・安心が1番のポイントです。 そのほかのビタミン・ミネラルもバランスよく配合されています。 非の打ちどころがない分、価格が他よりも少し高めです。 【おすすめの人】• 医療機関で購入できることに安心を感じる人• 葉酸をたっぷり摂取したい人• 葉酸以外の栄養もたくさん摂りたい人 ベルタ葉酸サプリ 120粒(ビーボ) 女性の美容や健康をサポートする商品を開発・販売する株式会社ビーボのサプリです。 妊活や妊娠関係の雑誌によく掲載されています。 葉酸以外に入っている 栄養の種類はトップレベル。 妊活だけでなく、美容や健康全般をサポートしてくれます。 また、購入者に対して、 ひとりずつ専任のカスタマーサポートの担当者がつくのもこだわりポイントです。 担当者の中には、不妊治療や出産を経験した人、管理栄養士などがいます。 サプリ自体の疑問はもちろん、 妊活中の不安も相談できます。 お値段は少し高めで、定期購入だとエレビットと同じくらいです。 【おすすめの人】• しっかりカスタマーサポートを受けたい人• 葉酸以外の栄養もたくさん摂りたい人• 美容も気になる人 はぐくみ葉酸 90粒(はぐくみプラス) 2014年創業の比較的若い会社、株式会社はぐくみプラスの葉酸サプリです。 原材料は野菜やフルーツなど、自然由来のものにこだわっています。 葉酸は オーガニックレモンから抽出。 デリケートな時期だけに、少しでも女性の不安を払拭したいという企業努力が伝わってきます。 また、 親切なカスタマーサポートも期待できそうです。 【おすすめの人】• 「オーガニック」や「ナチュラル」にこだわりたい自然派志向の人• 葉酸以外の栄養もたくさん摂りたい人 mitete 女性100人の声から生まれた葉酸サプリ 120粒(AFC) 健康食品の販売を始めて46年以上になる株式会社AFCの葉酸サプリです。 創業180年の歴史がある本草製薬株式会社との共同開発品。 長年培ったノウハウを活かし、科学的に実証されたデータにこだわって忠実に製造しています。 原料、製造、出荷まで一貫した管理と検査体制が敷かれている点も安心です。 定期購入システムがなく、1袋からでもリーズナブルな点が良心的。 【おすすめの人】• 科学的に実証されているものを信じる人• 安心と価格のバランスを重視する人• 葉酸以外の栄養もある程度摂りたい人 葉酸サプリ選びの注意点 葉酸サプリを選ぶにあたって、注意していただきたい点があります。 ここまで7種類の葉酸サプリをご紹介しましたが、ピックアップするにあたって、他にもたくさんの商品を調べました。 すると、企業情報が明らかではない商品や、販売ページに問い合わせ先がない商品など、不安を感じるものが出てきました。 正直に言うと、レビュー数が多くても、紹介するのを控えた葉酸がいくつかあります。 サプリメントは外注製造が可能です。 自社で工場を持たなくても仕入れて販売できるため、さまざまな企業が参入しています。 購入前には、販売する企業の情報が確かなものか、カスタマーサポートの連絡先が記載してあるか、ぜひ確認してみてください。 まとめ 価格の差に求める葉酸サプリの付加価値 ご紹介した7つの葉酸サプリを比較しただけでも、価格の差が幅広いことがわかります。 1ヶ月当たり300円から4000円まで、10倍以上の差があります。 この差に、何を求めるのか考えながら比較してみると、納得できる葉酸を見つけられるではないでしょうか。 ここからは価格の差の背景について、筆者のひとりごとです。 価格の差には、大きく3つの理由があるのではないでしょうか。 まず、流通規模の違いです。 流通が大きい商品は、大量生産ができるため単価を下げられます。 ドラッグストアに並ぶような大手の有名どころはリーズナブルでしたね。 次の違いは葉酸以外に配合されているビタミンやミネラルです。 その種類が多いほど、価格が上がる傾向があります。 多少割高でも、ひとまとめにして摂取したい人もいますよね。 最後は葉酸成分以外のこだわりです。 母親にとって自分の子供が元気に成長して欲しいという想いは何よりも強いと思います。 それだけに葉酸は少しでも確かな安心や相談できる体制などが欲しいという方も少なくないのではないでしょうか。 さて、「これにしよう!」という葉酸サプリメントは見つかりましたか? 葉酸だけでいい人はシンプル派。 知っているメーカーで安心したい人は有名派。 葉酸以外の付加価値を求める人はこだわり派。 それぞれのグループから目星をつけてみてくださいね。 葉酸を妊活中から摂取して、いつ妊娠しても大丈夫な体を一緒につくっていきましょう。

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葉酸の上限摂取量は?妊婦さんが過剰摂取すると危険!?

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葉酸と神経管閉鎖障害 葉酸は細胞増殖に必要な合成に関与しています。 またホモシステインというの一種がの合成に必要なメチオニンという必須アミノ酸に変換される過程に必要とされます。 妊娠初期は胎児の細胞増殖が盛んであり、神経管の形成期であるため、この時期に葉酸摂取が不足すると胎児の神経管閉鎖障害の発症リスクが高まることが明らかにされています。 神経管閉鎖障害とは神経管の癒合不全による先天異常であり、日本では神経管閉鎖障害のうち脊椎に癒合不全が生じる二分脊椎が大部分を占めます。 国際クリアリングハウスがまとめた報告では、日本における二分脊椎の発症率は1987-1991年で出生1万対3. 10、2007-2011年で出生1万対5. 59であり、増加しています。 [1] 欧米諸国では神経管閉鎖障害の発症率が高率であったため、発症リスク低減に対する葉酸の効果について、大規模な疫学研究が数多く行われました。 それらの研究は受胎前後における母親の十分な葉酸の摂取により、胎児の神経管閉鎖障害の発症リスクが大幅に減少することを示しました。 その結果、欧米諸国を中心に穀類食品への葉酸添加の義務化など、葉酸摂取による神経管閉鎖障害の発症リスク低減のための対策が実施され、低減効果についても報告されました。 また日本と同様に発症率の低い国でも葉酸摂取によるリスク低減効果が認められました。 この通知において、諸外国の研究結果から神経管閉鎖障害のリスク低減のための葉酸の摂取時期はおよそ妊娠1か月以上前から妊娠3か月までとされています。 [2] 葉酸の生体利用率と適切な摂取量 諸外国や日本において、神経管閉鎖障害のリスク低減のためには食事からの葉酸だけでなく栄養補助食品からも摂取することが推奨されていますが、これには理由があります。 葉酸は野菜や柑橘類・レバーなどに多く含まれており、小腸でモノグルタミン酸として吸収されます。 しかしながらこれら食品中の葉酸 dietary folate の大部分はポリグルタミン酸型として存在し、モノグルタミン酸として消化吸収されるまでの代謝過程で様々な影響を受けるため、生体利用率は一定でなく、ばらつきが大きいことが報告されています。 また水溶性ビタミンであるため調理損失も受けやすくなっています。 これに対していわゆるサプリメントなどの栄養補助食品、葉酸添加食品などに使用される合成型の葉酸(folic acid:プテロイルモノグルタミン酸)は通常の食品中の葉酸 dietary folate とは構造が異なっており、安定性及び生体利用率が高いことがわかっています。 葉酸と神経管閉鎖障害のリスク低減との関連を示した諸外国の大規模な疫学研究の結果は、この葉酸 folic acid のサプリメントによるものがほとんどです。 もちろん食品中の葉酸は効果がないわけではなく、食事からの高葉酸 dietary folate 摂取でリスクが低減できたとする論文も報告されています。 しかしサプリメント等の葉酸 folic acid と比較すると、食品中の葉酸 dietary folate は摂取した量の利用率が一定でなく、神経管閉鎖障害のリスク低減に有効な量の科学的根拠もいまだ十分でありません。 そのため現状では諸外国でも日本においても神経管閉鎖障害のリスク低減の観点からは、食事からの葉酸に加えて栄養補助食品等からプテロイルモノグルタミン酸として葉酸を摂取するよう推奨しています。 葉酸は赤血球の形成やDNA合成に関わるため、男女とも全ての世代の人にとって必要な栄養素です。 2015年版の「日本人の食事摂取基準」では、0~70歳以上まで葉酸の推奨量または目安量が定められています。 葉酸はおもに野菜や柑橘類、大豆などに含まれ、これらの食品をバランスよく摂取する食生活が大切です。 一方、神経管閉鎖障害の要因は多種であり、葉酸を過剰摂取しても神経管閉鎖障害のリスクがなくなるわけではなく、プテロイルモノグルタミン酸の過剰摂取による健康障害も報告されています。 通常の食品から摂取する場合と異なり、サプリメントや栄養補助食品の多用は容易に耐容上限量を超えることになりますので注意が必要です。 (最終更新日:2019年6月17日) 参考文献• lnternational Clearinghouse for Birth Defects Surveillance and Research, Annual Report. 2014. 「神経管閉鎖障害の発症リスク低減のための妊娠可能な年齢の女性等に対する葉酸の摂取に係る適切な情報提供の推進について」 平成12年. 児母第72号・健医地生発第78号(通知)• Chitayat D, et al. Folic acid supplementation for pregnant women and those planning pregnancy: 2015 update. J Clin Pharmacol. , 56 2 :170-175, 2016. Molloy AM, Folate bioavailability and health. Int J Vitam Nutr Res. , 72 1 : 46-52, 2002. 佐藤(三戸)夏子, 瀧本秀美 葉酸と胎児発育. ビタミン 82 1 : 19-23, 2008. 菱田明,佐々木敏 監修 日本人の食事摂取基準[2015年版] 第一出版, 2014.

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妊娠中の葉酸サプリに要注意!思わぬ副作用の危険があります

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目次 1-1 葉酸はビタミンBの仲間 1-2 特に妊婦に摂ってほしい栄養素 1-3 サプリメントをすすめる理由 2-1 胎児の健康な発育 2-2 妊娠前から出産後まで、女性の体の変化もサポート 2-3 貧血の予防・改善 2-4 動脈硬化や心筋梗塞などの予防 2-5 美容や健康増進にも期待 3-1 葉酸の過剰摂取による副作用 3-2 葉酸の耐容上限量 1. 葉酸ってどんな栄養素? 普段から適度な運動とバランスの良い食事を心がけて、健康に気をつけている方でも、妊娠したらさっそく、葉酸サプリメントを摂り始めて下さい。 妊娠したい、と望む女性も同じです。 葉酸というのは、妊娠前~妊娠初期に、特に必要な栄養素なのです。 1-1 葉酸はビタミンBの仲間 葉酸はビタミンBの仲間です。 ビタミンB群は身体の中で、炭水化物などがエネルギー等に変換されていく過程(代謝)を助けています。 葉酸がサポートしているのは細胞の増殖です。 特に、赤血球のもととなる赤芽球が、脊髄から正常に生み出されてくるようサポートしています。 別名を造血ビタミンとも呼ばれています。 葉酸は緑黄色野菜や果物など様々な食品に含まれているので、バランスの良い食事をしていれば、普段は不足することはありません。 ただし、葉酸などのビタミンB群はどれも水に溶けやすい性質をしています。 洗ったり茹でたりする調理の間に、元の食品に含まれていた量の半分に減ってしまうこともあります。 食べ物だけでたくさん葉酸を摂ろうとするなら、減ってしまう分も見越して何倍も食べなくてはいけません。 無理ではないけれど、なかなか難しいでしょう。 1-2 特に妊婦に摂ってほしい栄養素 妊娠すると、胎児は活発な細胞分裂を繰り返して成長します。 特に妊娠初期は、脳や脊髄のもとになる器官など、身体の基盤がどんどんできていく大事な時期です。 細胞増殖を助ける葉酸がたくさん必要になります。 1-3 サプリメントをすすめる理由 なぜわざわざサプリを推奨するかというと、食べ物に含まれる葉酸とサプリメントに入ってる葉酸とでは、形状が少し違うからです。 食品から摂れる葉酸をポリグルタミン酸、サプリントで摂れる葉酸をモノグルタミン酸と言います。 簡単に説明すると、食品に含まれている葉酸は、他の栄養素と合体した形をしているため、吸収するには消化・分解しなくてはなりません。 一方、サプリメントに含まれている葉酸は、最初から葉酸だけの形に整えてあります。 食べ物から摂った葉酸は、消化の途中で壊れてしまうものもあり、実際に体内で活用されるのは50%ほどだと言われます。 それに対し、サプリメントから摂った葉酸の活用率は80~90%になります。 サプリメントの葉酸の方が、吸収・活用しやすいのです。 日本人はもともと、野菜の多い和食中心の生活をしていました。 毎日の食生活で葉酸が摂り入れやすかったのです。 でも最近は食生活が変化し、外食やダイエットなどで十分な栄養が摂れず、栄養不足気味の人が増えてきました。 食品に含まれる葉酸の量自体が減っている、という説もあります。 妊娠して、葉酸をたくさん摂り入れようとしたときに、すべてを食品から摂取するのは無理があります。 減ってしまう葉酸分を考慮して、大量の野菜や果物を毎日食べるのは難しいでしょう。 それに、妊婦はつわりに苦しめられることもあります。 水を飲むのもつらいときには、十分な食事を取ることはできません。 そんなときのためにも、サプリメントを活用してほしいのです。 サプリメントならば、数粒で効率よく、必要な栄養を吸収することができます。 葉酸サプリメントで期待できる効果 葉酸サプリメントを推奨するのは、胎児の成長を助けるためです。 でも、葉酸の効果はそれだけではありません。 さまざまな研究が進み、思いがけない効果が期待できることも分かってきました。 2-1 胎児の健康な発育 サプリメントで十分な葉酸を摂っておくと、妊娠初期の胎児の成長がスムーズなので、形態異常などの発生リスクを下げることができます。 妊婦に葉酸摂取がすすめられる、一番の理由はこれでしょう。 葉酸でリスクを減らせるとして、よく挙げられるのが「神経管閉鎖障害」です。 脳や脊髄のもとになる神経管がうまく形成されない障害で、胎児に形態異常や麻痺の症状が出ます。 神経管は受精後、約二十八日で出来上がります。 この時期はまだ、女性も妊娠に気づかないかもしれません。 妊婦だけでなく、妊娠を望む女性にも早めの葉酸サプリ摂取がすすめられるのは、こういうごく初期の胎児の発育を助け、障害のリスクを下げるためです。 もちろん、妊娠に気づいてから飲み始めても遅いわけではないので、安心して下さい。 神経管閉鎖障害は、遺伝要因など複数の理由が重なって発生するため、葉酸を摂れば必ず防げるというものではありません。 ですが、実際に葉酸を摂ることで発症件数が減ったという研究結果がいくつも出ています。 アメリカやイギリス、ノルウェー、中国などは、日本よりも五年~十年ほど早くから、妊婦への葉酸サプリ摂取推奨を始めています。 2-2 妊娠前から出産後まで、女性の体の変化もサポート 妊娠を望んで準備を始めたら、葉酸サプリメントも飲み始めるのが良い、とされています。 いつ妊娠しても胎児が安心して成長できるよう、母体の環境を整えるためです。 葉酸量だけではなく、妊娠しやすい体になる、という期待もあります。 葉酸は活発な細胞増殖を助けます。 その効果で、子宮内膜も豊かになり、受精卵が着床しやすくなると言われています。 また、出産後の授乳期にも、葉酸は重要な助けになります。 母乳は母親の血液から作られているので、母乳メインで育てると、母親の体内に取り入れられた栄養がそのまま赤ちゃんの栄養になります。 成長に必要な葉酸も、母乳を介して赤ちゃんの中に届きます。 そして母乳を分泌する母親は、貧血状態になりやすいのです。 葉酸は赤血球の増産を促し、貧血を軽くしてくれます。 葉酸には造血ビタミンという異名もあるのです。 厚生労働省の「日本人の食事摂取基準 2015年版 」によれば、成人女性の通常の葉酸摂取推奨量は240? 妊娠前から妊娠後、卒乳まで、必要量は変わっても、女性の体には平常より多くの葉酸サポートが必要です。 2-3 貧血の予防・改善 葉酸はもともと、貧血の予防因子として発見されました。 赤血球のもとになる細胞(赤芽球)が、脊髄で正常に生み出されるための補助をしていたからです。 赤血球はおよそ120日で寿命を迎え、体外へ排出されていきます。 そのため、毎日新しい赤血球をどんどん作り出さなくてはなりません。 もし葉酸が不足すると、血液細胞が正常に作られなくなります。 赤芽球が不自然に大きくなり、そのまま脊髄の外へ出てくる「巨赤芽球性貧血」を引き起こします。 妊娠中の女性の体では、胎児のために大量の葉酸が使われるので、母体の分が足りなくなりがちです。 そうすると、上記のような葉酸不足による貧血も起こりやすくなります。 さらに、胎児の成長のために血液循環量は増えるのに、赤血球の増産が追いつかないということもあります。 血液中の水分ばかりが増えて、まるで水増しされたような薄い血液になってしまいます。 これも貧血の症状が出ます。 女性は妊娠中も、妊娠後の授乳期間にも貧血になりやすいのです。 サプリメントで効果的に葉酸を取り入れることによって、造血を促進し、これらの貧血を予防・改善することができます。 2-4 動脈硬化や心筋梗塞などの予防 葉酸の効果として最近注目されているのは、循環器系の病気の予防効果です。 血液中には、代謝の過程で生み出される有害物質、ホモシステインが含まれています。 この物質は葉酸やビタミンB12などの働きで、別の無害な物質に変化します。 でも葉酸類が不足するとホモシステインを分解できず、有害なまま血液中に多く漂うこととなります。 このホモシステインが血管を傷つけるため、動脈硬化や高血圧、心筋梗塞や脳卒中などが発症しやすくなるのです。 他にも、ホモシステインは骨粗鬆症の発症に関係している、という報告もあります。 動脈硬化も心筋梗塞も骨粗鬆症も、加齢にともなって増える病気です。 成長著しい胎児や妊婦だけでなく、高齢者にとっても、葉酸はないがしろにできない栄養素なのです。 2-5 美容や健康増進にも期待 細胞の増殖や新生、造血がスムーズに行われていると、若々しく健康でいられます。 そのことから、葉酸には美容や健康増進の効果も期待できる、という意見もあります。 例えば皮膚や胃腸、口内などの粘膜は、細胞分裂が活発に行われる場所です。 新陳代謝がスムーズに行われれば、いつでも若々しい細胞の状態でいられるということです。 葉酸を摂取することで、肌荒れや口内炎を予防し、皮膚や粘膜を健全に保つことができます。 結果として、美肌や整腸効果などが期待できる、というわけです。 体中のあらゆる細胞は、葉酸の助けを得て分裂増殖します。 髪の毛でも、血液でも同じです。 葉酸が十分にある状態なら、美しい髪が作られるでしょう。 造血がスムーズに行われれば、血流がアップし、冷えや生理不順の改善なども期待できます。 葉酸サプリを摂りすぎるとどうなるの? 細胞の新生や造血を中心に、病気予防など他の効果も期待できそうだとなると、ちょっと欲が出てきますね。 葉酸不足が貧血などのリスクを高めるというなら、いっそ多めに摂ってしまった方がいいのでは……と思うかもしれません。 でも、自己判断で摂りすぎるのは危険です。 用量は正しく守って下さい。 過剰摂取は副作用をもたらします。 3-1 葉酸の過剰摂取による副作用 葉酸の過剰摂取による副作用は、ない、あるいは微少であるとされてきました。 じんましんや発熱、吐き気が報告されていた程度だったのです。 ですが、最近は葉酸の過剰摂取により、貧血がかえって悪化した例などが報告され始めました。 動脈硬化や心筋梗塞の予防に効きそうだと研究も進められていますが、どれくらいの量を、どういう条件で飲んだら良いのか、一定の結果は出ていません。 薬効を期待して勝手に増量するのは危険です。 サプリメントはあくまでも、足りない栄養分を補うもの。 補助食品として、正しい用量で飲んで下さい。 3-2 葉酸の耐容上限量 でも、もしうっかり1回の分量を間違えて飲んでしまったら……? 厚生労働省は、「食事摂取基準」の中で、各栄養素ごとに耐容上限量という枠を設けています。 1日の摂取量をこの数値内に収めるように、という安全枠です。 他に薬など飲んでいない、健康な成人ならば、耐容上限量内におさまっている分は心配しなくて良いでしょう。 それに、葉酸は水溶性のビタミンです。 余剰分は体外へ排出されます。 ただし妊娠中の人、また、他に薬を飲んでいるというような事情のある人は、念のため医者に相談して下さい。 また、この耐容上限量というのは、サプリメントに入っている吸収しやすいモノグルタミン酸で計算されています。 サプリメントの用量さえ守っていれば、どんなに野菜をたくさん食べても、1日の葉酸量が上限を超えることはありません。 安心して、葉酸の多い食物を積極的に摂って下さい。 まとめ 胎児の健康な成長をサポートする葉酸は、吸収しやすいサプリメントで摂るのがおすすめです。 特に妊娠初期に必要な栄養素なので、妊娠を考えたら早めに葉酸サプリメントを摂取しましょう。 水溶性で、身体の中に溜めておけないので、毎日摂ることが大切です。 サプリメントで葉酸を十分に摂ると、貧血の改善や動脈硬化の予防など、他にもさまざまな効果が期待できます。 でも、あまりにも大量に摂りすぎると副作用の危険もあります。 用量を守って、上手にサプリメントを頼って下さい。 【参考文献】 『栄養素の通になる』 女子栄養大学出版部 上西一弘 『医療従事者のための完全版機能性食品ガイド』 講談社 吉川敏一・辻智子監修 『子宝サプリ』 自由国民社 小浦ゆきえ著 高橋敬一監修 『日本人の食事摂取基準2015年度版 策定検討会報告書』 厚生労働省.

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