人間 椅子 twitter。 音楽は我が脳内物質

【人間椅子】祝・初海外ツアー完遂を公式のTwitterで振り返る【EU TOUR】

人間 椅子 twitter

奥様、 奥様のほうでは、少しもご存じない男から、突然、このようなぶしつけなお手紙を差し上げます罪を、幾重にもお許しくださいませ。 こんなことを申し上げますと、奥様はさぞかしびっくりなさることでございましょうが、私は今、あなたの前に、私の犯してきました世にも不思議な罪悪を告白しようとしているのであります。 江戸川乱歩『人間椅子』 そう始まる手紙。 そしてその椅子職人は、 その夢をかなえるために自らが椅子になったことを告白します。 どうやって椅子のなかに入ったのか気になりますよね。 本文を抜粋します。 それは、ごく大型のアームチェアーですから、掛ける部分は、床にすれすれまで革をはりつめてありますし、そのほか、もたれもひじ掛けも、非常に頑丈にできていて、その内部には、人間一人が隠れていても、決して外からわからないほどの、共通した大きな空洞があるのです。 むろん、そこには頑丈な気の枠と、たくさんなスプリングが取り付けてありますけれど、私はそれらに適当な細工をほどこして、人間が掛ける部分に膝を入れ、もたれの中へと首と胴とを入れ、ちょうど椅子の形に座れば、その中にしのんでいられるほどの余裕を作ったのでございます。 江戸川乱歩『人間椅子』より さらに底には出入りできる扉をしかけ、椅子のなかには水や食料をおける棚をつくっていました。 人間椅子、恋に落ちる さて、その椅子がどこに置かれたというと、外国人が経営するホテルのラウンジでした。 そしてある日、この 椅子職人はとある異国の女性に恋心を抱いてしまいます。 人間椅子となっていた彼は、彼に座った人間ひとりひとりを容姿を見ずとも声や息遣い、肌触りや背骨の曲がり方、腕の長さやふとともの太さなどによってどんな人物なのか認識できるようになっていました。 そこに運悪く座ってしまった異国の女性。 彼はそのときの興奮をこのように書き綴っています。 椅子の中の恋! それがまあ、どんなに不可思議な、陶酔的な魅力を持つか、実際に椅子の中へ入ってみた人でなくては、わかるものではありません。 それは、ただ、触覚と、聴覚と、そして僅かの嗅覚のみの恋でございます。 江戸川乱歩『人間椅子』より ちょっとこの人危なすぎる……早く病院にいったほうが……。 とも思うのですが、そこはホテルのラウンジ。 運がいいというか、悪いというかそれ以上のことは男にできませんでした。 また、絶えず宿泊客の出入りがあるため、彼の奇妙な恋も、時とともに相手が次々と変わっていくのでした。 止まらない想い 男がホテルで人間椅子を楽しみはじめてから数月か経ったとき、彼の身の上にひとつの変化が起こりました。 外国人のホテル経営者が帰国し、代わりに日本人が経営者となったのです。 その流れで男の椅子も売られることになります。 男は一旦、もう椅子からでようかとも考えますが、すぐ以下のように考え直します。 「外国人だけでは精神的に妙な物足りなさを感じていた。 もしかすると、日本人は同じ日本人に対してでなければ、本当の恋を感じることができないのではあるまいか。 そうだ、もう少し椅子の中の生活を続けてみよう!」 性懲りもなく、彼の変態性は底をついていなかったようです。 苦笑 男のつくった椅子はそれはそれは立派なものだったため、売りに出され競売がはじまると、すぐに買い手がつきました。 買い手は大都会に住んでいたとある役人でした。 その役人はかなり立派な屋敷の持ち主で、男の椅子はそこの洋館の広い書斎に置かれます。 その書斎は主人が使用するものではなく、その家の若くて美しい夫人が使用するものでした。 そしてすべからく、男はその夫人に恋をします。 もし、この、世にもぶしつけな願いをお聞きくださいますなら、どうか窓の撫子の鉢植えに、あなたのハンカチをおかけくださいまし。 それを合図に、私は、何気なき一人の訪問者として、お邸の玄関を訪れるでございましょう。 江戸川乱歩『人間椅子』より と締めくくられ、終わっていました。 ネタバレとまとめ 当たり前ですが、もちろん佳子は男と会おうとはしませんでした。 手紙を読んだのち、佳子は青い顔をして立ち上がり、例の肘掛け椅子の置かれた書斎から逃げ出したのです。 実はまだ小説には続きがあって、最後に江戸川乱歩らしいトリックがあります。 佳子が居間に逃げ出したあと女中から男からの新たな手紙を渡されるのですが、そこには 「実はあれは創作だった」という内容が書かれているんですよね。 乱歩らしい綺麗な終わりかたですが、読者によっては「 (人間椅子は本当の話で) その創作だったという手紙のほうが男の創作じゃないか!」と疑心暗鬼になってまうような安心感と不気味さが入り交じる終わり方です。 やはりこの作品が最も注目を浴びてるのは、この男の変態性ですよね。 大人の男が椅子になり、その椅子の中で興奮しているのかと思うと、なかなかゾっとするものを感じます。 しかし『芋虫』もそうですが、一定層の性癖にささってしまうような乱歩の小説には多くのファンがいることは確かです。 (不気味と思う人の方が多いと思いますが……) 本編は15分~30分ほどで読める短編小説です。 リズムがよくすらすら読めるので空いた時間にサクっと読むのにぴったりのおすすめ小説です。 ぜひ一度、怖いものみたさで読んでみるのもいいのかもしれません。 この記事で江戸川乱歩の世界観を少しでも感じていただけたら幸いです。

次の

人間椅子 (バンド)

人間 椅子 twitter

もともとヘヴィメタルは兄の影響で、高校時代から聴いてたのです。 しかし最初にハマったのはHelloweenやAngraなどのメロディックなパワーメタル、スピードメタルでした。 その後順当に今は音楽性違うけどIn FlamesやChildren of Bodomなどのメロディックデスメタル、Iron MaidenやJudas Priest、Black Sabbathなどの正統派、Metallica、Megadethなどのスラッシュメタル、YesやJethro Tullなどのプログレッシブロックに順次ハマっていったのですが、人間椅子は全然聴く機会がありませんでした。 しかしベルリンに来てから、 YouTubeのおすすめ動画に上記「無常のスキャット」のPV動画が何度も表示されるようになりました。 2020年2月現在ではほとんどが英語での13,872件ものコメント、470万回も再生される、 人間椅子がここに来て一気にブレイクした代表曲です。 このPVをはじめて見たときに、 「いや歌うのサムネイルの白塗りの人ちゃうんかい!」とツッコミながらも、メインリフの圧倒的ヘヴィなカッコよさ、ギターソロのメロディの美しさ、本当に8分経った?という飽きさせない展開に、その後このPVを20回くらい連続で見たと思います。 完全にベルリンに来てから2019年に人間椅子にハマったんですよね。 その後この「無常のスキャット」は、海外でもめちゃくちゃヒットして、海外メタルファンのリアクション動画が大量に投稿されました。 こんな感じの動画ですね。 こういったリアクション動画を見て、人間椅子にハマったばかりでしたが、「そうだろう。 日本のメタルはカッコいいだろう」と勝手に喜んだのです。 そんな海外で一気に日がついた人間椅子が、ベルリンにライブに来るのです!そりゃ見ないわけにはいかないですよ! 会場はベルリンのライブハウスが密集するクロイツベルクエリアにあるLido 2020年2月の人間椅子ベルリン公演は、 ライブハウスが密集するクロイツベルクエリアにある、Lidoでした。 ベルリンにはよくあるサイズ感のライブハウスで、 演者とオーディエンスの距離が近く、音がめちゃくちゃ良いライブハウスです。 クロイツベルクエリアはベルリンでも治安の悪いエリアと言われていますが、ぶっちゃけ全然だいじょうぶです。 私は1年ほどクロイツベルクまで歩いて30秒のノイケルンとクロイツベルクの間のエリアに住んでいましたが、夜出歩いても全く問題ありませんでした。 参考: Lidoの外観は人間椅子の公式Twitterが動画で投稿してくれています。 ベルリンのライブハウスだとチケット代は15ユーロ〜25ユーロ(1,800円〜3,000くらい)が通常です。 大体はヨーロッパのバンドですしね。 しかし、今回は日本のバンドですし人間椅子のライブチケットは前売りで45ユーロ(5,400円くらい)でした。 当日券は60ユーロ(7,200円くらい)。 普通のバンドの2〜3倍ながら、 オーディエンスはしっかり入っていて、何故か自分のことのようにめっちゃ嬉しかったです。 マジでカッコいいよね。 さらに畳み掛けんのかい!と言わんばかりの三島由紀夫の長編小説を題材とした「命売ります」。 スラッシーなリフがマジでライブ向き。 カッコよすぎるよねこのリフは。 その後人間椅子の得意なおどろおどろしさのある「洗礼」、般若心経を取り入れた良曲「芳一受難」、静と動が美しく個人的には人間椅子の中でもベスト5に入るカッコいいプログレッシブなナンバー「深淵」が続きます。 次に「アニキ」ことドラマー ナカジマノブさんが歌う「地獄小僧」が新アルバムより披露。 アニキは客を盛り上げるのも上手で、地獄小僧が始まる前にガッツリ「アニキコール」を発生させて盛り上がりました。 その後もアニキコールは数回自然的に発生していました(笑) 小気味よいテンポの「地獄」、これまたスラッシーで名曲「雪女」、そして最後は多分数年前までは人間椅子といえばこの曲?だったと記憶しています。 カバー曲でありがなら人間椅子の代表的名曲「針の山」でライブを締めくくります。 見てください。 このニッコニコな私。 人間椅子のライブにご満悦です。 そこから「人・間・椅子!人・間・椅子!人・間・椅子!人・間・椅子!」のアンコールが始まり、最後は「なまけものはいねが」な名曲「なまはげ」で締めくくります。 ライブを通してそうでしたが、 演奏中はワジー、鈴木さん、アニキとめちゃくちゃにカッコいいのですが、MCやライブ終了後は非常にアットホームで良い雰囲気。 私とワジーが握手する瞬間も写真におさめてくれました!めっちゃ嬉しい!.

次の

【人間椅子】祝・初海外ツアー完遂を公式のTwitterで振り返る【EU TOUR】

人間 椅子 twitter

奥様、 奥様のほうでは、少しもご存じない男から、突然、このようなぶしつけなお手紙を差し上げます罪を、幾重にもお許しくださいませ。 こんなことを申し上げますと、奥様はさぞかしびっくりなさることでございましょうが、私は今、あなたの前に、私の犯してきました世にも不思議な罪悪を告白しようとしているのであります。 江戸川乱歩『人間椅子』 そう始まる手紙。 そしてその椅子職人は、 その夢をかなえるために自らが椅子になったことを告白します。 どうやって椅子のなかに入ったのか気になりますよね。 本文を抜粋します。 それは、ごく大型のアームチェアーですから、掛ける部分は、床にすれすれまで革をはりつめてありますし、そのほか、もたれもひじ掛けも、非常に頑丈にできていて、その内部には、人間一人が隠れていても、決して外からわからないほどの、共通した大きな空洞があるのです。 むろん、そこには頑丈な気の枠と、たくさんなスプリングが取り付けてありますけれど、私はそれらに適当な細工をほどこして、人間が掛ける部分に膝を入れ、もたれの中へと首と胴とを入れ、ちょうど椅子の形に座れば、その中にしのんでいられるほどの余裕を作ったのでございます。 江戸川乱歩『人間椅子』より さらに底には出入りできる扉をしかけ、椅子のなかには水や食料をおける棚をつくっていました。 人間椅子、恋に落ちる さて、その椅子がどこに置かれたというと、外国人が経営するホテルのラウンジでした。 そしてある日、この 椅子職人はとある異国の女性に恋心を抱いてしまいます。 人間椅子となっていた彼は、彼に座った人間ひとりひとりを容姿を見ずとも声や息遣い、肌触りや背骨の曲がり方、腕の長さやふとともの太さなどによってどんな人物なのか認識できるようになっていました。 そこに運悪く座ってしまった異国の女性。 彼はそのときの興奮をこのように書き綴っています。 椅子の中の恋! それがまあ、どんなに不可思議な、陶酔的な魅力を持つか、実際に椅子の中へ入ってみた人でなくては、わかるものではありません。 それは、ただ、触覚と、聴覚と、そして僅かの嗅覚のみの恋でございます。 江戸川乱歩『人間椅子』より ちょっとこの人危なすぎる……早く病院にいったほうが……。 とも思うのですが、そこはホテルのラウンジ。 運がいいというか、悪いというかそれ以上のことは男にできませんでした。 また、絶えず宿泊客の出入りがあるため、彼の奇妙な恋も、時とともに相手が次々と変わっていくのでした。 止まらない想い 男がホテルで人間椅子を楽しみはじめてから数月か経ったとき、彼の身の上にひとつの変化が起こりました。 外国人のホテル経営者が帰国し、代わりに日本人が経営者となったのです。 その流れで男の椅子も売られることになります。 男は一旦、もう椅子からでようかとも考えますが、すぐ以下のように考え直します。 「外国人だけでは精神的に妙な物足りなさを感じていた。 もしかすると、日本人は同じ日本人に対してでなければ、本当の恋を感じることができないのではあるまいか。 そうだ、もう少し椅子の中の生活を続けてみよう!」 性懲りもなく、彼の変態性は底をついていなかったようです。 苦笑 男のつくった椅子はそれはそれは立派なものだったため、売りに出され競売がはじまると、すぐに買い手がつきました。 買い手は大都会に住んでいたとある役人でした。 その役人はかなり立派な屋敷の持ち主で、男の椅子はそこの洋館の広い書斎に置かれます。 その書斎は主人が使用するものではなく、その家の若くて美しい夫人が使用するものでした。 そしてすべからく、男はその夫人に恋をします。 もし、この、世にもぶしつけな願いをお聞きくださいますなら、どうか窓の撫子の鉢植えに、あなたのハンカチをおかけくださいまし。 それを合図に、私は、何気なき一人の訪問者として、お邸の玄関を訪れるでございましょう。 江戸川乱歩『人間椅子』より と締めくくられ、終わっていました。 ネタバレとまとめ 当たり前ですが、もちろん佳子は男と会おうとはしませんでした。 手紙を読んだのち、佳子は青い顔をして立ち上がり、例の肘掛け椅子の置かれた書斎から逃げ出したのです。 実はまだ小説には続きがあって、最後に江戸川乱歩らしいトリックがあります。 佳子が居間に逃げ出したあと女中から男からの新たな手紙を渡されるのですが、そこには 「実はあれは創作だった」という内容が書かれているんですよね。 乱歩らしい綺麗な終わりかたですが、読者によっては「 (人間椅子は本当の話で) その創作だったという手紙のほうが男の創作じゃないか!」と疑心暗鬼になってまうような安心感と不気味さが入り交じる終わり方です。 やはりこの作品が最も注目を浴びてるのは、この男の変態性ですよね。 大人の男が椅子になり、その椅子の中で興奮しているのかと思うと、なかなかゾっとするものを感じます。 しかし『芋虫』もそうですが、一定層の性癖にささってしまうような乱歩の小説には多くのファンがいることは確かです。 (不気味と思う人の方が多いと思いますが……) 本編は15分~30分ほどで読める短編小説です。 リズムがよくすらすら読めるので空いた時間にサクっと読むのにぴったりのおすすめ小説です。 ぜひ一度、怖いものみたさで読んでみるのもいいのかもしれません。 この記事で江戸川乱歩の世界観を少しでも感じていただけたら幸いです。

次の