でも、「毎日仕事が終わってからジョギングしよう」と決意しても、女性一人で夜道を走るのは危なくて気が引けます。 室内でできる運動ならば、夜でも朝でも大丈夫。 休日寝起きのスッピン顔でも、気軽にトレーニングできます。 つまりエアロバイクは、• 日焼けの心配• 通行人の視線 こういったものを気にせず、マイペースにトレーニングに励むことができるんです。 水着などの装備も必要ないので、思い立ったらいつでも身体を動かせるのも嬉しいところですね。 ジムに通うのも面倒だという場合には、自宅用のマシンも2万円〜とお手頃な価格で販売していますから、検討してみるのも良いでしょう。 (3)暇つぶしできるから続けやすい エアロバイクの良いところは、楽しみながらできる点です。 有酸素運動は、ある程度長い時間やり続けないと脂肪が燃焼できません。 でも、同じ動作を淡々と続けているのは、人間誰しも苦手なもの。 よほど運動が好きでない限り、どうしても飽きてしまいますよね。 たとえば、ジョギング中に読書するのは難しいです。 水泳中に映画を見ることもできません。 でも エアロバイクは、その点が嬉しいポイント。 テレビや映画を見たり、読書をしたりしながらでもできるので、飽きっぽい人でも続けやすいんです。 「ながら運動では効果が薄れてしまうのでは?」と心配な人もいるかもしれません。 でも、ご安心ください! ペダルを踏んでこぐ「姿勢」と、後からご紹介する「心拍数」さえ意識していれば、効果が薄れることはありません。 むしろ脳を使うことで糖質を消費できるため、「エアロバイクをこぎながらゲームなどをすることで、ダイエット効果がプラスになる」という説もあるくらいなんですよ。 エアロバイクにプラスできる「ながら楽しみ」は、いろいろあります。 たとえば、• テレビ・映画などの映像を見る• 音楽を聞く• 本を読む(電子書籍だと扱いがよりラクです)• スマホを見る• ゲームをする• 勉強をする(暗記作業や、耳で聞く作業が向いています) などなど。 大好きな趣味と組み合わせることで、トレーニングへのモチベーションもラクにキープできます! (4)肺活量・基礎代謝量が自然にアップ 身体に適度な負荷をかける有酸素運動は、 肺を鍛えて肺活量をアップさせたり、代謝がよく痩せやすい身体に体質改善することにも役立ちます。 エアロバイクでは、一定の心拍数を保ってペダルをこぎ続けることで、肺を鍛えて肺活量を向上させることができます。 じっとしているときも寝ているときも、身体はカロリーを消費しています。 その消費量=基礎代謝量がアップすれば、 何もしていないときでもカロリーを燃焼しやすい、つまり痩せやすい体質を作ることができるんです。 エアロバイクを楽しく続けることで、これら2つのダイエット効果も自然と上がっていくんですよ。 【2】3つの「時間」を意識して、ダイエット効果をアップ さあ、ではいよいよ、エアロバイク・ダイエットを促進させる、効率アップのコツをチェックしてまいりましょう! まず最初のコツは、「時間」に関すること。 エアロバイク・ダイエットでは、• 時間帯(いつ行うか)• 継続時間(何分くらい続けるか)• 頻度(何日おきに行うか) この 3つの「時間」を意識することで、ダイエットの効率をグンと上げることができます。 (1)時間帯(いつ行うか) 痩せるための運動というのは、基本的にはいつ行ってもさほど問題ありません。 ただ、唯一行わない方がよいとされているのは、深夜の時間帯。 毎日できる人は、毎日続けてみてください。 そして、忙しい、運動に慣れていない……など 「毎日はちょっと無理そう」という人は、1日おきか2日おき、週2〜3回からチャレンジしていきましょう。 運動を定期的に継続していくためには、楽しんで行うことが第一です。 気が重くならない頻度を自分で見極めてくださいね。 【3】速すぎるのも逆効果?守るべき「速度」のコツ エアロバイクは自転車をこぐ要領で運動をするマシンです。 タイヤがないため自転車のように前には進みませんが、かわりに、速度や心拍数を計測できるメーターが付いているものが多いですよね。 じつはエアロバイク・ダイエットは、闇雲に速くこげばより痩せる、というわけではありません。 これらのデータを意識しながらこぐことが大切なんです。 エアロバイクに付いたメーターを見ながら、自分が今こいでいる速度や心拍数を意識しましょう。 ダイエットのためにキープすると良い速度の目安は、だいたい 時速15〜20kmくらいです。 ペダル回転数で言えば、1分間に90〜100回転くらいがちょうど良いとされています。 個人差はありますが、だいたいこのくらいの心拍数ならばそんなに息も上がらず、会話もラクにできるくらいの数値です。 気持ちゆったりペダルをこいで、賢く脂肪を燃焼しましょう。 【5】さらに上を目指す人へ……効果アップの秘密ポイント 「時間」「速度」「心拍数」。 この3つを意識した上で、さらに効果アップを目指す方法を、こっそり教えちゃいましょう。 (1)エアロバイクに乗る前に「筋トレ」を行う 有酸素運動であるエアロバイクは、身体が脂肪を燃焼し始めるまでにおよそ20分かかるとお話しました。 が、じつはこの 20分間の「準備時間」を短縮できる裏ワザがあります。 それは、 エアロバイクに乗る前に「筋トレ」をすること。 腹筋運動やスクワットなど、ある程度負荷のかかる筋トレを行うと、身体はその時点で糖分や血中脂肪を燃焼し始めます。 そうして身体をあたためておいてエアロバイクをスタートすると、最初から効率よく脂肪を燃焼することができます。 エアロバイクの前には「腹筋50回」「スクワット30回」など、ノルマを決めて筋トレするのがおすすめです。 (2)運動前にブラックコーヒーを飲む コーヒーに含まれるカフェインには、体内の脂肪を分解してくれる作用があります。 ただし、コーヒーを飲んだだけでは、脂肪はただ小さく分解されただけ。 この時点では、まだ燃焼していません。 コーヒーを飲んだあとに有酸素運動を行うことで、分解されて燃焼しやすくなった脂肪を効率よく消費することができるのです。 エアロバイクに乗る前のブラックコーヒー、おすすめです。 (ちなみに砂糖を入れると逆効果!糖分が先に消費され、脂肪燃焼が遅くなりますのでご注意を!) (3)目標を設定し、達成感を味わう エアロバイクに乗る前に、「今回は何kcal消費するぞ」と目標を決めてからスタートしましょう。 テレビを見ながらできるとはいえ、やはり単調な運動を毎日継続するのはそれなりに意思の要る作業です。 1回乗ったから体重が何kg減る、というわけでもありません。 モチベーションの維持って、案外大変なんですよね。 こうした場合、「目に見えて分かりやすい」「実感しやすい」目標があると、それに向かって一心に邁進できるものです。 エアロバイクには、消費カロリーや進んだ距離が表示されるものも多いです。 中には、消費カロリーを食べ物換算してくれる製品もあります。 達成できたら、自分を思いきり褒めてあげてくださいね。 (4)すぐに結果が出なくても焦らない エアロバイクのダイエットは、1日や2日で目に見えて体重が減る、というものではありません。 効果が出始めるのには、早くても1ヶ月、遅いと数ヶ月ほどかかることが多いです。 でも、食事でカロリーを摂取しすぎていない限りは、あなたの身体についた脂肪は着実に消費され、じわじわと消えていっています。 また、太ももやふくらはぎを中心とした下半身の大きな筋肉が鍛えられ、脚のシルエットも少しずつ引き締まっていくでしょう。 人によっては、体重の変化よりもこの筋肉が引き締まることで脚がほっそり見えることを、先に実感できるかもしれません。 いずれにせよ、効果が出始めるまでは少し時間がかかるもの、と心得ましょう。 焦りや不安を捨てて、じっくりコツコツ続けることが大切です。 降りるときは急に機械をとめるのではなく、少しずつ速度を落として、心拍数をゆっくり下げます。 これが「クールダウン」です。 また、マシンを降りた後は、脚を中心に疲れた部位をストレッチしたり、筋肉をマッサージしたりしておきましょう。 クールダウンとストレッチ。 これをしっかり行うことで、運動中に筋肉の中に増えた乳酸(疲労物質)を押し流し、筋肉痛や疲労の残りを緩和することができます。 翌日以降の運動も快適にスタートできますし、マッサージで老廃物を押し流せばデトックス効果も得られます。 エアロバイクはポイントを意識!手軽に楽しく痩せましょう! ダイエットのためのエアロバイクの使い方、そのコツをお伝えしてきました。 どうせやるなら効率よく、楽しく!守るべきポイントを押さえて、ダイエット効果を倍増させてしまいましょう!.
次のメタボ解消の目的で使用している方も多いのではないでしょうか。 しかし単にペダルをこぐだけでは、お腹回りの贅肉は上手く落ちません。 エアロバイクの利点を生かすには使い方の工夫が必要です。 そこで今回は、エアロバイクの効果的な使い方やメリット、選び方について解説したいと思います。 スポンサードリンク 【目次】 (1)メタボ解消!これがエアロバイクの5つの利点• 脂肪燃焼の仕組み• サドルの高さを確認する• サイズを確認する• 音を確認する• 負荷方式にも色々ある まとめ (1)メタボ解消!これがエアロバイクの5つの利点 エアロバイクは2万円前後の手頃な価格で、家庭などでも広く利用されています。 その特徴は、自転車をこぐ要領で 有酸素運動が行える点にあります。 また、備え付けの液晶画面に 走行距離、消費カロリー、 心拍数などがリアルタイムで表示さる機能も付いています。 そして、体力に合わせてペダルの負荷を自由に変える事も出来ます。 これがエアロバイクの大まかな特徴です。 それでは先ず、エアロバイクの5つの利点について見て行きましょう。 ですから、自分の都合に合わせて何時でもメタボ解消運動が行えます。 また、屋外の運動は夜になると視界が悪くなり、車や自転車などと接触事故を起こす危険性が高まります。 エアロバイクはそうした問題を全てクリアにします。 こうした負担が積み重なると、靭帯が炎症を起こす事もありますし、 また、骨の表面を覆っている軟骨もすり減ってしまいます。 そうした理由で、膝に痛みを抱えているランナーも少なくはありませんが、 特に、メタボで体重が増加している場合は膝を痛めるリスクが高まります。 一方で、ペダルをこぐエアロバイクの場合は、膝への負担を大幅に減らす事が出来ます。 ジョギングやウォーキングの場合、運動しながら行えるのは、せいぜいイヤホンを付けて音楽を聴く事くらいです。 ところが、エアロバイクはペダルをこぎながら新聞や雑誌を読んだり、テレビを観たり、 ステレオで音楽を聴いたり、あるいは室内に誰かがいると会話をしながら運動も行えます。 こうしてエアロバイクでながら運動を行うと、時間の有効利用が可能になります。 例えば、運動の強度が上がり過ぎると呼吸が苦しくなり、酸素不足の状態となります。 すると、 脂肪エネルギーの利用が減り、 糖質エネルギーの利用配分が増えてしまいす。 なぜなら、脂肪が燃焼するには酸素が必要不可欠ですが、糖質は酸素がなくてもエネルギーに変わるからです。 その心拍数ゾーンの計算方法は次の通りです。 エアロバイクなら自動的に心拍数を感知して、その数値をモニターに示してくれますから、 常に心拍数をチェックしながら、最適な運動強度を一定に保つ事が出来るのです。 特にメタボを解消する場合には、運動を開始する前に消費カロリーの目標を設定しましょう。 すると、現時点での消費カロリーを知る事によって運動意欲が持続できる訳です。 エアロバイクなら運動中の消費カロリーを自動的に感知し、その数値をモニターに示してくれますから、 目標に対して、自分が今どの地点にいるのかを明確に把握する事ができます。 スポンサードリンク (2)お腹回りが痩せる!効果的にメタボを改善するエアロバイクの使い方 エアロバイクなどの有酸素運動で、お腹回りの贅肉を効率良く燃やすなら、 まずは脂肪燃焼の仕組みについて知っておく必要があります。 では、その辺について簡単に説明しておきましょう。 脂肪燃焼の仕組み メタボに見られる内臓脂肪は、通常において 中性脂肪という安定した状態にあるので、 そのままでは燃焼してエネルギーに変わる事はありません。 体脂肪が燃焼するには次のような過程をたどります。 以上が、体脂肪が燃焼する大まかな仕組みです。 では、こうした点を踏まえた上で、エアロバイクで腹回りの脂肪燃焼の 効果を高める4つの使い方を解説します。 例えば、筋トレを行うと闘争ホルモンと呼ばれる アドレナリンの分泌量が増加します。 このアドレナリンは、脂肪分解酵素のリパーゼを活性化させます。 つまり、筋トレの直後は体内で脂肪酸が大量に生産されているので、 有酸素運動で脂肪を燃やすための ゴールデンタイムになる訳です。 ですから、このタイミングでエアロバイクを始めれば、脂肪酸がどんどんと燃えてお腹回りが痩せる効果も高まります。 ですから、エアロバイクでメタボ解消するなら、少なくとも20分以上は継続して行いましょう。 そして、脂肪は予備のエネルギー源ですから、 優先的に使われるのは糖質エネルギーです。 ですから、食事をすると血糖値が上がり糖質エネルギーが満たされるので、 その間は、脂肪がエネルギーに変わりにくいという事になります。 しかし、身体に蓄えられていた糖質エネルギーが少なくなってくると、 脂肪を燃やしてエネルギーを補充する必要があります。 すると、リパーゼが活性化して脂肪燃焼の準備が始まるのですが、そのタイミングが 空腹時という事になります。 つまり、空腹のタイミングでエアロバイクを行えば、体脂肪が燃えてエネルギーに変わり易いという事になります。 なぜなら、エアロバイクのような有酸素運動だけを習慣的に行っていると、 身体が適応反応を示して 省エネ体質になり、結果的に脂肪が落ちにくくなるからです。 省エネ体質になると消費カロリーの多い筋肉が減り、より少ないエネルギーで長時間の運動が可能になります。 こうした身体は有酸素運動そのものには適していますが、お腹の脂肪の燃焼効率が落ちてメタボ解消には逆効果です。 そこで、メタボ解消の目的でエアロバイクのような有酸素運動を行うなら、 筋トレと並行するのが望ましいという訳です。 そこで、購入時には次の4点をチェックしておきましょう。 (1)サドルの高さを確認する サドルに腰掛けてペダルを一番下にして足を乗せた時に、膝が少し曲がる状態が最適なサドルの高さです。 もし、膝が曲がり過ぎてしまうと窮屈に感じて運動がしずらくなり、 逆に膝が伸びてしまうとペダルに正しく力が加わりません。 ですから、サドルの高さが自分の体型に合うかどうかを確認しておきましょう。 (2)サイズを確認する エアロバイクは折り畳み式、自転車型、背もたれ型などがあり、そのサイズも大きく変わってきます。 あらかじめ、室内の何処に置くのかを決めておき、邪魔にならないサイズを選びましょう。 (3)音を確認する エアロバイクは種類により、使用中に発生する音の大きさが異なってきます。 そこで実際に動かして、どれくらいの音が出るのかを確認しておきましょう。 集合住宅に住んでいる場合は騒音の問題もありますから、防音効果の高いマットが必要になるかもしれません。 (4)負荷方式にも色々ある ペダルに負荷を加える方式にはベルト式、マグネット式、電磁式があり、それぞれに特徴も変わってきます。 「ベルト式」 ベルトでホイールを押さえる摩擦力で負荷を調整します。 このタイプのメリットは、低価格で電源がいらない点です。 逆に、デメリットとしては音が大きい事、あるいはベルトが摩耗するので定期的に交換が必要である点です。 「マグネット式」 永久磁石の吸引力で負荷を調整しますから、音が静かで負荷は軽めです。 また摩耗による部品交換の必要がありません。 「電磁式」 電磁石の吸引力を利用して、電圧を変えながら負荷を調整するので、幅広くペダルの強度を変える事が可能です。 ただ電源が必要になりますから、コンセントの位置を確認した上で配置場所を考えましょう。 スポンサードリンク まとめ (1) エアロバイクのメリット。 室内で使えるので、天候や時間の制約を受けない• 膝への負担が少なく怪我をしにくい• ながら運動が出来るので時間の有効利用ができる• 運動中の心拍数が分かるので、メタボ解消に最適な運動強度が維持できる• 運動中の消費カロリーが分かるので、目標達成に向けてモチベーションが上がる (2)エアロバイクの効果的な使い方• 空腹時に行うと、お腹回りの脂肪燃焼の効果がアップ• 20分以上の継続でメタボ解消効果がアップ• 筋トレの直後は脂肪燃焼ゾーン• 筋トレと並行すると、お腹の脂肪燃焼の効果が倍増 (5)エアロバイクを購入する時の留意点。 サドルの高さを確認する• サイズを確認する• 使用時の音を確認する• 負荷方式を確認する(ベルト式、マグネット式、電磁式) いかがでしょうか。 メタボを解消する上で、エアロバイクは非常に利点の多い運動器具です。 その利点を最大限に生かすために、正しいエアロバイクの使い方を知っておきましょう。
次のしかも、~しながらの運動で皮下脂肪を減らす事が出来ます。 例えばテレビを観ながら、音楽を聴きながら…、といった具合に。 しかし、単にペダルをこぐだけではダイエット効果が上がりません。 そこで今回は、エアロバイクで痩せる効果を倍増させる正しい乗り方について解説したいと思います。 なぜなら、有酸素運動だけを習慣的に続けていると、身体が 適応反応を示して 省エネ体質になるからです。 省エネ体質になると消費カロリーの多い筋肉が減り、少ないエネルギーで長時間の運動が可能になります。 これは有酸素運動には適した身体ですが、皮下脂肪を燃やすには効率が良くありません。 しかも筋肉が減ると 基礎代謝が落ちますから、日常的な消費カロリーまで減少してしまいます。 つまり、エアロバイクに乗れば乗るほど痩せにくい体質になる可能性がある訳です。 そこで、筋トレを行って筋肉を増やしておけば、エアロバイクを行った時の消費カロリーが倍増します。 ですから、ダイエット目的でエアロバイクに乗る場合は、まず筋トレを行って 脂肪燃焼体質になるのが理想的です。 これについて説明すると、まず運動のエネルギー源には糖質と脂肪の2つがあります。 そして、 優先的にエネルギーに変わるのは糖質で、脂肪は予備のエネルギー源という事になります。 例えば、食事をして御飯、麺類、パンなどの糖質を摂取すると身体は糖質エネルギーで満たされます。 ですから、この状態でエアロバイクに乗ったとしても、予備エネルギーの皮下脂肪は燃えにくいという事になります。 そこで皮下脂肪を減らすなら、まずは糖質エネルギーを使い切る必要がある訳です。 この糖質が枯渇して 血糖値が下がってくると、脳は皮下脂肪を燃やしてエネルギーを補充せよと命令を下します。 そのタイミングが空腹時という事になります。 ですから、エアロバイクに乗る前にエネルギーチャージのために糖質を口にしてしまうと、 先に糖質がエネルギーとして使われるので、皮下脂肪を燃やして減らす効果は下がってしまう訳です。 エアロバイクを開始すると、皮下脂肪がすぐに効率よく燃焼を始める訳ではありません。 よく、有酸素運動は20分以上継続しないと皮下脂肪を減らす効果が上がらないという話を聞いた事はありませんか? では、その理由について簡単に話しておきましょう。 皮下脂肪は通常において 中性脂肪という安定した固形の状態にあり、そのままでは燃焼する事ができません。 そして、脂肪が燃焼するまでには次のような過程をたどります。 このように、エアロバイクを開始してから脂肪燃焼ゾーンに入るまでには幾つかの準備段階が必要なのです。 その準備にかかる時間が約20分という事になります。 これが、皮下脂肪を減らすなら有酸素運動は20分以上の継続が必要であると言われる理由です。 結論から先に言うと、筋トレを行った後にエアロバイクを行うのが理想的です。 よく、エアロバイクで身体を温めてから筋トレを行う人もいますが、それは皮下脂肪を減らす効果を半減させる事になります。 その理由につて説明すると、まず筋トレを行うと アドレナリンが分泌されます。 アドレナリンは闘争ホルモンとも呼ばれ、筋トレのようにある種の攻撃的な運動を行うと分泌されるホルモンです。 そして、アドレナリンは脂肪分解酵素のリパーゼを活性化させます。 先程も話したように、リパーゼは皮下脂肪を脂肪酸に分解しますから、 筋トレの直後というのは脂肪酸が大量に生産されている状態です。 ですから、このタイミングでエアロバイクを行うと脂肪酸が次々と燃焼する訳です。 こうした意味で、筋トレの直後は皮下脂肪を減らす ゴールデンタイムという事になります。 ちなみに、燃焼しなかった脂肪酸は中性脂肪に作り変えられて再び皮下脂肪に戻ります。 つまり、ダイエット目的で皮下脂肪を減らすのであれば、 筋トレが先で、エアロバイクが後というのが正しい乗り方という事になります。 あなたの場合、1回のエアロバイクで運動を行う時間はどれくらいですか? 仮に30分間とした場合、その乗り方は2つあります。 1つ目は適度に汗ばむ強度でペダルをこぎ、軽く息を弾ませながらカロリーを消費する乗り方。 2つ目はペダルをこぐスピードを早め、息が上がった状態で消費カロリーを出来るだけ増やす乗り方。 では、皮下脂肪を効率良く減らすには、どちらの乗り方が正しいと思いますか? それは、意外かもしれませんが消費カロリーの少ない1つ目の乗り方です。 つまり、闇雲に消費カロリーを増やしたからといって、その分だけ皮下脂肪が燃える訳ではないのです。 運動時のエネルギー源には糖質と脂肪の2つがあり、運動の強度によってその利用配分は大きく変わります。 この2つのエネルギー源の特徴は次の通りです。 「糖質エネルギーの特徴」 糖質は酸素が無くてもエネルギーに変わるので、無酸素運動と呼ばれる100m走などでは糖質が使われます。 相対的には、パワーとスピードが必要な強度の高い運動になるほど多く使われます。 また、皮下脂肪が燃える時の着火剤の役割もあります。 「脂肪エネルギーの特徴」 脂肪が燃焼してエネルギーに変わるためには酸素が必要不可欠です。 ですから、皮下脂肪を減らすなら有酸素運動が有効という事になります。 相対的には強度が低~中程度で、酸素を十分に取り込める長時間の運動で多く使われます。 つまり、エアロバイクで運動強度が上がれば上がるほど、糖質の利用配分が増加して皮下脂肪の燃焼効率が下がる訳です。 では、皮下脂肪を効率良く減らす運動強度はどれ位なのか? それを運動中の心拍数で表すと、最大心拍数の50~65%が最適であると言われています。 その心拍数ゾーンの計算方法は次の通りです。 まとめ いかがでしょうか。 エアロバイクは乗り方によって 皮下脂肪を減らす効果が大きく違ってきます。 痩せるためのエアロバイクの正しい乗り方は次の5つです。 筋トレと並行すると皮下脂肪の燃焼効果が倍増• ベストタイミングは空腹時• 約20分の継続で脂肪燃焼ゾーンに突入• 筋トレの直後は脂肪燃焼のゴールデンタイム• 最大心拍数の50~65%を維持する運動強度が最適 こうしたポイントは、エアロバイクだけではなく他の有酸素運動についても同じ事が言えます。 ダイエット目的でウォーキングやジョギングを行う場合にも、ぜひ取り入れてみましょう。
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