ラプス 映画。 映画 公開予定 LAPSE ラプス

LAPSE ラプス

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技法 [ ] 動画中の時間を実時間より速めるという映画技法に、空間移動の要素を付け加えたものである。 一般的には、正確に定められた固定点にカメラを向け、そのまま長い距離にわたって移動させる。 レールやカメラドリーの使用が適さない長距離の撮影では、手作業でカメラの移動が行われることもある。 撮影した一連の静止画を作業で継ぎ合わせて動画とする。 歴史 [ ] 「ハイパーラプス」という言葉を作ったのはアメリカ人の映画製作者ダン・エッカートだが、実質的に普及させたのは、自作に『ベルリン・ハイパーラプス』 (2012年)という題名をつけたビデオ・アーティストのシャハブ・ベズミ である。 エッカートやベズミに影響を与えたのは、などの実験的ドキュメンタリー映画で知られるアメリカ人監督、ゴッドフリー・レジオである。 レジオの作品で用いられるタイムラプス・シーンは、時空の移り変わりによって人間を超えた全知の位置に視聴者を導き、ある種のパトスを惹起するように意図されていた。 ハイパーラプスの源流となったもう一つのテクニックはガイ・ローランドによって発明された。 ローランドは1986年にカメラを用いて映像的実験を行い、被写体を並べて撮影しながら1フレームごとに視点を移動させるイメージ圧縮のテクニックを編み出した。 ローランドは1991年にで撮影したスーパー8mm作品 Pace によってこの技法を完全に確立した。 4年後の作品 Pacer でも同じ技法が採用され、 Pace の映像的テーマがさらに深められた。 Pacer の撮影地はやはりモントリオールであったが、撮影には16mmの巻き取り式製カメラが用いられていた。 ローランドは同作で技法を発展させ、現代のハイパーラプス動画で一般に用いられている移動や回転の様式を作り出した。 1995年には低解像度の版 Pacer がビデオ・マガジン『チャンネル・ゼロ』に収録され、ローランドの技法は広い視聴者に知られるようになった。 影響力の強いビジュアル・アーティストTopherZ(所属)もその一人である。 TopherZはローランドの技法から影響を受けたことを公言しており、 Nirvana Drive などの映像作品でこの映像的テーマを掘り下げている。 2004年に公開されたローランドの映像作品 Spacer でハイパーラプスは完成の一歩手前まで来た。 同作は2001年から翌年にかけてで撮影された。 当時はデジタル撮影の萌芽期であり、撮影には自動露出デジタルカメラのや、最初期のデジタル一眼レフであったが用いられた。 リニアなフィルム・リールからデジタル方式へ移行したことで編集上の制約は少なくなったものの、ローランドはデジタルカメラの処理速度や記録媒体容量の不足に悩まされた。 現在ではもはやハイパーラプス動画を作成する上でこれらが障害となることはない。 Spacer は世界各地の映画祭で70回以上上映され、 ()実験映画賞など多くの賞を受けた。 同作はカナダ国立映画制作庁()に販売され、その機会に Kino Citius と改題された。 NFBはローランドとともにこの技法を用いてフルデジタルの Citius を製作することを計画していたが、カナダの政治状況の変化により中止された。 発展 [ ] デジタル撮影の画質向上によって、より効率的な露出方式が使えるようになり、ポストプロダクション・プロセスにおいて画像シーケンス安定化を行う自動化ソフトウェアの性能もさらに強化された。 加えて、の撮像素子の最大解像度が年々増大していることで、ポストプロダクションでズーム比を拡大しても画質の低下が目立たなくなった。 これによって技法の可能性がさらに広がり、画像シーケンスのダイナミクスがさらに向上した。 同社のデモビデオは2013年に公開され、広く視聴された。 が所有する画像共有ソーシャルサービスは2014年8月24日に「」という名のアプリを配信開始した。 同社の画像安定化技術とモバイル機器のカメラアプリを用い、タイムラプス動画を手軽に作成できるものである。 2014において、の研究グループの一つが「ハイパーラプス」に似た動画作成アプリを発表した。 プラットフォームとしてはや、が想定されていた。 このアプリはカメラを用いるもので、ヘルメットカメラで記録したロック・クライミングやサイクリングなどの一人称映像を、視点がスムーズに移動するタイムラプス動画へと変換するアプリである。 このような一人称映像は一般に不規則な振動を含み、高速で再生すると振動が拡大されてしまう。 したがって、単純にフレームのサブサンプリング を行って従来の動画安定化処理を施すだけでは良い結果は得られない。 マイクロソフトリサーチの新しいアルゴリズムでは、まず各フレームについて、カメラがたどった軌跡と被写体のプロキシモデルを3D仮想空間の中に生成する。 次に、振動を除去した仮想カメラパスを作る。 パスは現実の軌跡になるべく近づけられるとともに、レンダリング不能なアングルを含まないように調整されている。 最後に仮想カメラの視点から見た映像がレンダリングされる。 1枚のフレームを出力するために、前後のフレームから画像の一部を抽出し、プロキシモデルの上に投影してシームレスにつなぎ合わせている。 脚注 [ ]• Shahab Gabriel Behzumi 2012年9月. 2017年1月27日閲覧。 EUROMAXX Lifestyle Europe DW. de 2012年12月. 2013年5月9日閲覧。 Gunther Wegner 2013年1月. 2013年5月9日閲覧。 Guy Roland 2015年3月29日. NBD creative. 2017年1月28日閲覧。 Kemu 2009年1月8日. SOURCE Visuals. 2017年1月28日閲覧。 Gizmag 2013年3月21日. 2017年1月28日閲覧。 TeehanLax. 2017年1月28日閲覧。 2015年10月23日時点のよりアーカイブ。 2016年2月4日閲覧。 DailyTimelapse. com 2013年4月9日. 2016年3月4日時点のよりアーカイブ。 2017年1月28日閲覧。 research. microsoft. com. 2015年5月27日閲覧。 Vancouver SIGGRAPH2014. 2017年1月28日閲覧。 Kopf 2014年8月. Microsoft Research. 2017年1月28日閲覧。 Kopf, Johannes; Michael Cohen 2014. PDF Technical report. Microsoft Research. 訳注 [ ].

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予告編 「光と血」「オー!ファーザー」の藤井道人監督らが所属する映像プロダクション「BABEL LABEL」による、近未来を舞台にしたオムニバスムービー。 2082年を舞台に、幼少期に見たVRシミュレーションの暗い未来が現実化し苦悩する男の姿を描いた「SIN」(出演:栁俊太郎、内田慈、手塚とおる/監督:志真健太郎)、2050年のクローンと人間が共生する世界で、自身がクローンの失敗作だったことを知らされる男を描く「失敗人間ヒトシジュニア」(出演:アベラヒデノブ、中村ゆりか、清水くるみ、深水元基/監督:アベラヒデノブ)、2038年のAIが医療を委ねられた世界で、AIと人間との関係性に疑問を抱く女子大生を描く「リンデン・バウム・ダンス」(出演:SUMIRE、小川あん/監督:HAVIT ART STUDIO)の3編で構成。 映画『デイアンドナイト』『青の帰り道』など、話題作が続いているクリエイティブチームBABEL LABEL。 今注目を浴びている彼らが、 オリジナル映画製作プロジェクト< BABEL FILM >を始動させ、実力派俳優たちが集結した。 BABEL FILM 第1作目となる本作『LAPSE(ラプス)』は、3篇から成る未来を描く物語。 志真健太郎が監督・脚本を務める『SIN』は、2082年を舞台に、幼少期にシミュレーションで見た自分の暗い未来が現実化し、苦悩する男を描く。 栁俊太郎、内田慈、比嘉梨乃、平岡亮、林田麻里、手塚とおるが出演。 アベラヒデノブが監督・脚本・主演を務める『失敗人間ヒトシジュニア』は、クローンと人間が共存する2050年を舞台に、自分がクローン人間の失敗作だったと知らされる男を描く。 W主演に中村ゆりか、出演者は他に、清水くるみ、ねお、信江勇、根岸拓哉、深水元基が名を連ねている。 HAVIT ART STUDIOが監督・脚本を務める『リンデン・バウム・ダンス』は、AIに医療が委ねられた2038年を舞台に、AIと人間の関係に疑問を抱く女子大生を描く。 SUMIRE、小川あんが出演。 志真健太郎は、2010 年に映画監督・藤井道人と共にBABEL LABEL を立ち上げ、自主的に映画や演劇を作り続けてきた。 東日本大震災後の被災地、自動車会社のリコール問題、女性活躍推進など社会的な題材を取り上げ、強いメッセージを込める作品が多く、本作では「政府による教育管理」に苦しむ一人の青年を描いている。 アベラヒデノブは、映画『想像だけで素晴らしいんだ-GO TO THE FUTURE-』(19)など監督・脚本家として、園子温監督のスマホ映画『うふふん下北沢』(17・主演)など俳優としてマルチな活躍を見せている。 本作では、ただ単に否定されるクローンという存在への疑問を「クローンと人間が共生する世界」に反映させ、自ら演じた。 HAVIT ART STUDIOは、Hip HopのMVで存在感を示してきた映像制作チーム。 2017年にBABEL LABELに加入し、本作が映画デビュー。 メンバーである今野里絵が監督・脚本、大橋尚広が撮影監督を務める。 「人工知能」や「尊厳死」などのテーマを扱いながら、どこか儚さのある閑かな映像は、女性監督ならではの目線を感じさせる作品となっている。 未来は、何処へいってしまうのか。 3人の監督陣は未来世界を自由に想像しながら、ラプス(=時の経過)に生きる人間の内面を力強く描き出す。 本作は、未来に抗う人たちの希望や葛藤を浮き彫りにし、来るであろうシンギュラリティに対して問いかける。 『SIN』(監督:志真健太郎)出演:栁俊太郎、内田慈、比嘉梨乃、手塚とおるほかSTORY:政府による教育管理が進んだ2062年。 5歳のアマは政府公認の教育機関エルサに呼び出される。 「20年後…アマ君はお母さんを殺す。 その確率が高いんだ」エルサによって見せられたシミュレーションには、犯罪に手を染め、大切な人たちを傷つけてしまう、自分の暗い未来が映っていた。 アマは告知された自分の未来に抗いながら、必死に生きていく。 友人や親、好きな女性とともに運命は少しずつ変化し、運命の25歳の誕生日を迎える。 『失敗人間ヒトシジュニア』(監督:アベラヒデノブ)出演:アベラヒデノブ、中村ゆりか、清水くるみ、ねお、信江勇、根岸拓哉、深水元基ほかSTORY:クローンと人間が共生する2050年。 20歳になった大学生のヒトシジュニアは突然、自分がクローン人間の失敗作なのだと聞かされ、彼女にも振られ、絶望の淵に立たされる。 隣に現れたのは美女・初美 ハッピー。 初美も同じく親に捨てられたクローンの失敗作だった。 20歳を迎えたクローンは、クローン元の人間に捨てられると国に回収され、破棄されるという。 ヒトシジュニアは生きるため、育ての親を殺し戸籍を奪う決断を迫られる。 『リンデン・バウム・ダンス』(監督:HAVIT ART STUDIO/ハビットアートスタジオ)出演:SUMIRE、小川あんほかSTORY:人間が人工知能に医療を委ねている2038年。 大学生のヨウは夢を見ていた。 人工知能Satiによる延命治療を受ける10年間寝たきりの祖母の若い頃を想像し、一緒に深夜のダンスホールで踊っている夢。 そこは色どり豊かな、音楽世界だった。 ヨウは何でも分かっているように振舞うSati、それを頼りきっている家族に苛立ちを募らせていた。 人工知能の法律改正によって祖母の延命中止が決まると、ヨウは大きな行動に出る。 公式サイト: UPLINK: 15:30-17:17 105分 これらの映画の「未来」では、「親殺し」(祖母を含む)が運命づけられているのは、なぜだろうか。 現在の若者たちは、「親ごろし」ができるのだろうか。 「親殺し」とは何か? Lapseには、「時の経過」という意味もあるが、別に「失敗」(誤り)、「堕落」(退廃)、「時効」(失効)、「消滅」という意味もある。 どの意味を取るか。

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CONTENTS• 映画『LAPSE ラプス』の作品情報 【公開】 2019年2月16日(日本映画) 【プロデューサー】 山田久人、藤井道人 【監督】 『 失敗人間ヒトシジュニア』アベラヒデノブ 『 リンデン・バウム・ダンス』HAVIT ART STUDIO 『 SIN』志真健太郎 【キャスト】 『 失敗人間ヒトシジュニア』アベラヒデノブ、中村ゆりか、清水くるみ、ねお、信江勇、根岸拓哉、深水元基 『 リンデン・バウム・ダンス』SUMIRE、小川あん 『 SIN』柳俊太郎、内田慈、比嘉梨乃、手塚とおる 【作品概要】 クリエイティブチーム 「BABEL LABEL」が立ち上げた、映画製作プロジェクト「BABEL FILM」第1作目となる作品。 「クローン人間」「人工知能」「VRシュミレーション」をテーマに、暗い未来に立ち向かう若者を描いた、3つの作品から構成されるオムニバス映画。 映画『LAPSE ラプス』あらすじ 『失敗人間ヒトシジュニア』アベラヒデノブ監督 クローン人間が法律として認められた、未来の日本。 クローン人間を製造した商売を始める企業も現れ、人々は自分のクローン人間を作り出し、子供として育て、理想の自分を作り出すようになります。 しかし、クローン人間には欠陥が認められ、犯罪に走るクローン人間も現れ始めました。 この事態を問題視した政府は、2050年に欠陥のあるクローン人間の回収を始めます。 クローン人間の回収に、世間では賛否が分かれましたが、20歳の大学生ヒトシジュニアは「クローンは必要ない」と、反対の立場にいました。 ヒトシジュニアは母親を失っていましたが、ヤクザの組長の父親を持ち、人間国宝の書道家、詩織を恋人にしているという、何も不自由のない暮らしを送っていました。 ですが、ヒトシジュニアが20歳の時に、父親から「お前はクローンである」と告げられ、全く自分に外見が似なかったヒトシジュニアを、父親は欠陥品として回収する事を決めていました。 突然の事に動揺するヒトシジュニアは、家を飛び出し詩織に助けを求めますが拒絶され、行く宛を無くし橋から飛び降りようとします。 しかし、突然現れた、フランス人形のような顔立ちで、何故か顔に血しぶきを浴びている少女に自殺を止められます。 ヒトシジュニアの自殺を止めた少女、ハッピーも欠陥品と判断されたクローン人間でした。 ヒトシジュニアは、ハッピーに連れられ再び自宅に戻り、父親を気絶させ地下室に監禁します。 そこには、かつてハッピーの母親だった女性も監禁されていました。 ヒトシジュニアは、ハッピーにある場所へ連れて行かれます。 そこは、欠陥品と判断されたクローン人間が共同体を作り出し、生活している秘密基地のような場所でした。 仲間として迎えられたヒトシジュニアですが、共同体にはある儀式が存在していました。 それは、かつて親だった人間を自ら殺す事。 ヒトシジュニアは、儀式を受け入れる事ができず、共同体から脱走し父親を助けようとします。 そこへハッピーが現れますが、ハッピーも自分の母親を助け、ヒトシジュニアの父親と一緒に逃します。 そのまま、ヒトシジュニアとハッピーは2人で逃げ出し、ヒトシジュニアの好きな相撲を観戦しようとします。 一方、ヒトシジュニアとハッピーが逃げた事に気づいた、共同体のメンバーは怒り狂い、ヒトシジュニアとハッピーを探し出そうとしますが、そこへ政府の回収部隊が現れ全員捕獲されます。 そして、ヒトシジュニアとハッピーも回収部隊に捕まり、搬送用のトラックに乗せられてしまいます。 相撲観戦の夢は叶わないままでしたが、ヒトシジュニアは、何か満足したような表情を浮かべていました。 『リンデン・バウム・ダンス』監督HAVIT ART STUDIO 人工知能が、人間の医療を管理している2038年。 人工知能satiにより延命治療を受けている、寝たきりの祖母を持つ大学生のヨウは、祖母に話しかけたり、メイクをしてあげたりしながら付き添っていました。 ある日、ヨウは夢を見ます。 それは想像世界の中で、若い頃の祖母と、派手な音楽が鳴り響くクラブで踊り明かす夢でした。 現実世界では、人工知能satiが祖母を完全に管理し、家族もsatiに頼り切っていました。 ヨウは家族に心を閉ざし、テレビを見るなど1人の時間が増えていきます。 ヨウの妹が結婚した際も、ヨウは家族で結婚パーティーに参加しますが、どこか蚊帳の外という感じでした。 祖母に付き添い、コミュニケーションを取り続けるヨウの前で、satiは祖母の体調や趣味など、全てを分かっているように振る舞います。 satiに怒りを感じたヨウは、satiを投げ飛ばし破壊しようとします。 ある日、法律改正により、祖母の延命中止が人工知能の判断により決定します。 ショックを受けたヨウは、ある事を決断。 ヨウは祖母をベッドから下ろし、風呂場へと連れて行きます。 そして、何かを作り始めました。 それは、テレビで報道されていた、青酸ソーダの作り方でした。 再び夢の中で、ヨウは若い頃の祖母と草原を走り、祖母に花飾りを付けて別れを告げます。 現実のヨウは、自宅の脱衣所で力なく座り込みます。 湖でボートに乗っているヨウ。 「これで良かったんだ」と自分に言い聞かせるように語り、線香花火に火を付けます。 線香花火は一瞬の輝きを見せていました。 『SIN』志真健太郎監督 2082年、日本では政府による教育管理が進んでいました。 25歳の誕生日を迎えたアマは、友人のオオニシと、廃墟のようなバーで過ごしていましたが、突然何かを思い出したように意識が飛びます。 アマに、5歳の頃の記憶が蘇ります。 母親と2人で暮らしていた、5歳の頃のアマは、政府公認の教育機関「エルサ」に呼び出されます。 そこでアマと別室にされた母親は、20年後にアマが母親を殺害する可能性が高い事を告げられます。 一方、アマは「エルサ」の職員によって、これから自分が遭遇する未来をVRによって見せられます。 それは、アマが母親を殺害するまでのシュミュレーション映像でした。 1つのベッドで眠る、5歳のアマと母親。 そしてアマは成長した姿となり、母親は別の男と交際するようになりました。 次第に、交際相手のトラブルに巻き込まれるようになり、アマは刃物を持ってヤクザの事務所に乗り込んでいきます。 VRは、更に成長したアマの姿を見せます。 アマが25歳になった夜、恋人の真波が妊娠します。 真波と一緒になる事を決意したアマですが、将来の不安から真波には拒絶されます。 拒絶されたショックから、アマは真波に暴行を加え逃げ出します。 そして帰宅したアマは、眠っている母親と、自分の25歳の誕生日を祝う誕生ケーキを目にします。 アマは誕生ケーキを床に叩きつけ、アマを止めようとした母親を刺殺します。 5歳のアマが見た映像は、そこで終わります。 「エルサ」の職員、白木はアマに施設で生活していく事を勧めます。 一方、母親にも「アマを施設に入れるか?」という決断が迫られていました。 アマを施設へ入れない場合は、「エルサ」内で見た全ての記憶を消す事も約束されます。 母親はアマを迎えに行き、2人で「エルサ」から出る事を選択します。 母親はアマに「もう、ここに来たくないでしょ?」と問いかけますが、アマは「お母さんと寝てる所が見れて嬉しかった」と答えます。 25歳のアマは、意識を取り戻し、真波からの呼び出しに応じます。 妊娠した事を告げた真波を、アマは力強く説得します。 真波も、アマの気持ちを受け入れた様子でした。 そして帰宅したアマは、母親が用意した、アマの25歳の誕生日を祝うケーキを見て微笑みます。 「エルサ」で一部始終を見ていた白木は、変更された未来を見届けて、席を立ちます。 映画『LAPSE ラプス』の感想と評価 未来の日本をテーマにしたオムニバス作品『LAPSE ラプス』。 3つの作品は、それぞれテイストが異なっています。 1本目の『失敗人間ヒトシジュニア』は、テンポの良いハイテンションな作品となっており、2本目の『リンデン・バウム・ダンス』は一転してアート色が強い、物悲しいストーリーとなっています。 3本目の『SIN』は、SF作品で描かれる事が多い、理想的な社会とは正反対の世界、いわゆるディストピア的な世界観となっています。 ですが、未来を変えてハッピーエンドで終わるのは、唯一『SIN』となっており、この作品で映画が終了する後味の良さが素晴らしいです。 3つの作品に共通しているのは、それぞれの主人公が、 システム化された未来の制度や仕組みにより絶望を味わいますが、それに抗おうとする点です。 『LAPSE ラプス』で描かれている未来は、一昔前ならSF世界だけの話でしたが、現実世界でも「クローン技術」を研究した科学者が学会で非難されるニュースが流れ、人工知能は「Siri」など、家庭に根付いてきていますし、VR技術を使用したゲームやアトラクションは、今や当たり前の事になっています。 急速に進化する科学技術を考えると、本作で描かれている未来は、起こり得る事だと言えます。 しかし、 いつの時代も大事なのは、人間の意志や感情であり、最後まで個性を貫いたヒトシジュニア、愛する祖母の死期を人工知能には委ねさせなかったヨウ、そして、未来を変えて幸せを勝ち取ったアマ。 三者三様の物語が、人間の素晴らしさや力強さを物語っています。 『LAPSE ラプス』は3つの作品を通して、人間にとってあるべき姿や、現実に立ち向かう大切さなどを、一貫したテーマで感じる作品です。 まとめ 『LAPSE ラプス』に参加した 3人の監督は、それぞれバックボーンの違う方達となっています。 『失敗人間ヒトシジュニア』のアベラヒデノブ監督は、俳優としての顔も持ち、本作では主役のヒトシジュニアを演じています。 『リンデン・バウム・ダンス』の監督「HAVIT ART STUDIO」は、本作が映画デビュー。 メンバーの今野里絵が監督と脚本、大橋尚広が撮影監督を務めており『リンデン・バウム・ダンス』は女性監督ならではの、繊細な世界観が広がっています。 『SIN』の志真健太郎監督は、これまで社会的な題材をテーマに、多数の作品を制作されてきた方です。 それぞれの監督の持ち味が発揮されており、同じ未来をテーマにした映画でも、表現方法がこんなに違うのだと感じ、 アプローチや作風の違いを楽しむのも、オムニバス作品である、本作の魅力となっています。

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