環境 問題。 図解でわかる!環境問題~国立環境研究所×ビジネス図解研究所が初コラボ~|2019年度|国立環境研究所

【わかりやすい!】環境問題とは?原因と種類

環境 問題

環境問題とは? 以前、という記事をまとめました。 そこで少し「環境問題」とは何かについても議論しましたが、今回は歴史や世界・日本の環境に対する取り組みも含めてもう少しわかりやすく考えてみましょう。 「」の記事では、「環境」は主体によって変化し、同様に 「環境問題」も主体によってとらえ方が異なるということをお話ししました。 例えば、遠くアフリカのタンザニアで生じている深刻な干ばつは、タンザニアに住む人々や動植物にとっては環境問題ですが、私たち日本人にとっては、何ら関係のない出来事です。 したがって、日本に住んでいる限り、タンザニアの砂漠かを環境問題だとして実感することはありませんね。 一方、例え直接関係のない出来事であったとしても、同じ地球で起きている問題なのです。 その上、干ばつは先進国で発生した大気汚染による酸性雨や、先進国が成長過程で引き起こした化石燃料の燃焼による地球温暖化が原因であったりするのです。 私たちは、身の回りの直接的に関係のある問題にだけ目を向けるのではなく、視野を広げ、地球全体で考えなくてはなりませんね。 ここで、新たな環境用語を学習してきましょう。 一方、影響が地域に限定され、原因の人為的行為と影響の関係が比較的に明瞭に捉えられる環境問題を 地域環境問題といいます。 下に、代表的な環境問題を「地球環境問題」と「地域環境問題」に分けた表を載せておきます。 環境問題の歴史を紐解いてみましょう。 環境問題は、 基本的に人間が地球に対して起こしたものであるとされています。 したがって、人類が地球上に誕生する前は、全く環境問題がなかったと言っても良いでしょう。 私たち人間の祖先である現代型ホモサピエンス、いわゆる「新人類」は、約20万年前に地球上に誕生しました。 クロマニョン人がその代表で、フランスのラスコーやスペインのアルタミラにの洞窟に残されている絵が有名ですね。 打製石器を用いていた旧石器時代、磨製石器を用いていた新石器時代の人類は、他の動物たちよりも頭がよく道具を使うことができましたが、それでも数は多くなく、環境問題を引き起こすことはありませんでした。 その後、日本では縄文時代、弥生時代と、時が進んでいきますが、環境問題を引き起こすことはありませんでした。 ではいったいいつから環境問題が発生したのでしょうか。 実は、それはとても最近のことで、 18世紀にイギリスで産業革命が起こってからであると言われています。 なお、「技術革新」「資本蓄積」「都市労働力の増大」は相互に関係しておりどれかが唯一の要因とはいえない。 結果として、どのようなことが起きたでしょうか。 産業が発展したということは、経済成長したということですね。 結果として、環境を犠牲にして経済成長することとなってしまったのです。 また、この当時、 「環境への配慮」やそもそも「環境」という概念はありませんでした。 一方、18世紀は既に経済発展しているではないかと主張する人もいると思います。 もちろん、石器時代や、10世紀ごろと比較しても、産業革命直前の方が経済発展しているというのは確かです。 ではなぜ、産業革命以降に「環境問題」が発生してしまったのでしょうか。 それは、 経済発展と共に「人口が爆発的に増えたため」です。 下のグラフを見てみてください。 何のグラフかわかるでしょうか。 このグラフからわかる通り、 18世紀から爆発的に人口が増加していることが一目でわかりますね。 こうした急速な人口増加により、その人口を支える食べ物を得るために自然を壊して農作地を作り、人々の暮らしをより便利にするために、よりたくさんの工場を建てました。 地球の自然には、自己修復能力があります。 人間が少し自然に手を加えただけであれば、自然は自己修復できるのです。 しかし、産業革命以降では、人間による自然の改変があまりにも大きく、またあまりにも急速であったため、 地球の回復が追い付かず、「環境問題」へと発展してしまったのです。 環境問題は、自然に対して問題を引き起こした人間にも返ってきます。 高度経済成長期の日本では、四日市喘息や水俣病といった公害が起こり、人々を苦しめました。 リンク 環境と速度の関係 人間が自然に手を加えるスピードがあまりにも速いと、自然の自己修復能力を上回ってしまい、自然破壊につながります。 自然は少しずつの変化であれば、適応して生き延びることができます。 でも、 人間による改変スピードは速すぎるのです。 その変化の速度についていくことのできなかった生物は、適応できずに絶滅してしまいます。 下のグラフを見てみてください。 上の紫のグラフが人間の人口のグラフ、下の緑のグラフが生物の絶滅数のグラフです。 爆発的な人口増加による、人間の自然への影響のスピードは速すぎるのです。 結果として、多くの生物が適応できずに絶滅してしまっています。 砂漠化が深刻化していた中国の内モンゴルにおいて、一人の日本人が立ち上がりました。 彼がアジアノーベル賞と呼ばれる「マグサイサイ賞」を受賞するまでのエピソードはこちら では、環境問題ってどう対策したらいいの? では、環境問題にはどのように向き合っていけばよいのでしょうか。 これまで述べてきた通り、環境問題の一番の原因は、 人間による改変速度が速すぎることが原因でしたね。 大量の二酸化炭素を放出してしまったことにより、海洋や森林による吸収速度を超えてしまったため、その温室効果から地球温暖化が発生してしまっています。 森林が再生するよりも速く、森林伐採を進めてしまったため、森林破壊による砂漠化、洪水などが発生してしまっています。 人間の欲は留まることを知らず、より良いものを求めて常に発展を続けています。 発展を求めることは、悪いことではありません。 私たちの生活はより便利になるためです。 しかし、その過程で地球に対して多くの犠牲を払っていることを忘れてはなりません。 今こそ、を目標に、「スローライフ」に再注目する時が来ているのではないでしょうか。 毎日休みなく働き、自然を犠牲にしてまで目前の便利さを追い求めることが、本当に豊かな生活であると言えるのか、一度考えてみてください。 おのずと、自分がやるべき環境問題への対処方法が見えてくるはずです。 酸性雨によるシュバルツバルトの深刻な立ち枯れから、世界の環境首都へと生まれ変わった街、ドイツのフライブルクの環境政策についての記事はこちら.

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図解でわかる!環境問題

環境 問題

人間が活動することによって、地球の環境に変化が生じて起こるさまざまな問題のことです。 地球温暖化や、ごみ問題、大気汚染(おせん)、土や水の汚染、生物多様性の喪失(そうしつ)などがありますが、それぞれの問題は決して無関係ではありません。 たとえば日本は世界の国々からたくさんの物資を輸入していますが、運ぶのに多くの化石燃料を使い、温暖化が進む原因をつくっています。 また、お金をかせぐために、法律を守らずに森をばっ採した材木を日本に輸出する国があります。 そして、さまざまな物資が簡単に手に入るようになった日本では、使い捨てや食べ残しが当たり前になり、ごみを増やす原因の一つになっています。 このように環境問題は複雑につながっているのです。 人間が少しでも自然を利用すれば、地球環境にえいきょうが生じます。 しかし、人間が動物の狩(か)りや植物の採取で暮らしていた時代は、人間が与えるえいきょうよりも自然界の回復力のほうがはるかに勝っていました。 そのため大きな問題は起こらなかったのです。 その後、文明の発達によって人口の増加や都市化が進み、次第に人間の生活が地球環境に大きなえいきょうを与えるようになってきました。 18〜19世紀に産業革命が起こると、蒸気機関の発明などによって大量生産ができるようになったことから、人間はますます自然界の素材を利用するようになりました。 そして自然界の回復力をはるかにこえてしまったため、さまざまな問題が起き始めたのです。 また、化学の発達によって簡単には自然にかえらない物質や、使い方をまちがえると有害な物質も生まれ、次々にいろいろな環境問題が表面化するようになったのです。

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3. 環境問題には、いったいどんなものがあるのか?/社長のEcoコラム/環境への取り組み【株式会社松井製作所】

環境 問題

第5章 環境問題と教育 [1] 環境問題と教育 社会経済活動の拡大や人口の増大は、環境の持つ復元能力を超え、地球温暖化、オゾン層の破壊、砂漠化、熱帯雨林の減少、野生生物の種の減少、酸性雨問題など人類の生存基盤である地球環境そのものに取り返しのつかない影響を及ぼすおそれを生じさせている。 こうした近年における地球環境問題の深刻化は、我々に改めて地球の有限性について気づかせると同時に、大量生産・大量消費・大量廃棄型の現代文明と生活様式の在り方に問いを投げかけている。 また、大気汚染、騒音問題、水質汚濁やごみ問題など都市・生活型公害の問題も依然として大きな課題となっている。 このような環境問題に対応するには、地球規模で協調して取組を進める必要があり、この面においても、我が国は、国際社会に貢献していく必要がある。 また、我が国自身の問題として、我が国の社会経済システムの在り方そのものや生活様式を、省資源、省エネルギー、リサイクルを図ることなどによって、環境への負荷が少ないものへと変革することが重要である。 そして、今、一人一人が「宇宙船地球号」の乗組員の一員であるという全地球的な視野を持つと同時に、人間と環境とのかかわりについて理解を深め、自然と共生し、いかに身近なところから、具体的な行動を進めるかが極めて重要な課題となっている。 このように環境問題は、極めて幅の広い問題であり、したがって、環境教育も、その対象は身近な身の回りの問題から地球規模の問題までの広がりを持ち、その学習領域も自然科学・社会科学の分野から一人一人の感性や心の問題にまで及んでいる。 また、ある意味で、一人一人の子供たちの生き方にもかかわる課題でもある。 このような環境教育の特質を考えると、それは単に、学校教育における取組のみをもっては、到底そのねらいを達成できるものでなく、幼少年期からの、学校、家庭、地域社会のそれぞれの場における様々な取組によって、初めてその実効が期せられるものである。 我々は、このような認識の下に、子供たちが、豊かな自然や身近な地域社会の中での様々な体験活動を通して、自然に対する豊かな感受性や環境に対する関心等を培う「環境から学ぶ」ということ、環境や自然と人間とのかかわり、さらには、環境問題と社会経済システムの在り方や生活様式とのかかわりについて理解を深めるなど「環境について学ぶ」ということ、そして環境保全や環境の創造を具体的に実践する態度を身に付けるなど「環境のために学ぶ」という視点が重要であると考えた。 そして、特に次のような点に留意して、教育を進めていく必要があると考えた。 a 初等中等教育においては、子供たちの発達段階を十分考慮しつつ、各教科などの連携を図り、環境への理解を深め、環境を大切にする心を育成するとともに、一人一人が身の回りのできることから、環境の保全やよりよい環境の創造のために主体的に行動する実践的な態度や資質、能力を育成していく必要があること。 b 子供たちに、環境を大切にする心や、環境を保全し、よりよい環境を創造していこうとする実践的な態度を育成するため、地域社会において、様々な環境にかかる学習機会の提供に努める必要があること。 [2] 環境教育の改善・充実 地球環境問題をはじめとした環境問題に対して関心が高まる中、近年、各学校において、環境教育に対する取組が進められてきている。 しかし、率直に言って、その取組の歴史は浅く、まだ各学校が十分な実践の経験を持っているとは言えない。 これから、環境教育はますますその重要性を増していくとの認識の下に、各学校においては、他の学校における取組や様々な機関、団体、地域などでの実践事例を踏まえ、それぞれの学校や地域の特色などを生かした具体的な取組が積極的に進められていくよう期待するものである。 我々は、上述のように、環境教育の視点を大きく三つに分けて考察したが、それぞれを通じて、特に留意すべき点は次のようなことである。 まず第一は、繰り返し指摘しているように、環境問題が学際的な広がりを持った問題であり、したがって、各学校において環境教育を進めていくに当たっても、各教科、道徳、特別活動などの連携・協力を図り、学校全体の教育活動を通して取り組んでいくことが重要だということである。 その際、各学校では、教員間の共通理解を図り、各教科、道徳、特別活動などのそれぞれにおける指導内容と、それらの相互の関連付けを明確にするとともに、子供たちの発達段階や学校の周りの環境の特色等を十分に踏まえて、環境教育に取り組むことが大切である。 第二は、環境や自然と人間とのかかわりについて理解を深めるとともに、環境や自然に対する思いやりやこれらを大切にする心をはぐくみ、さらに、自ら率先して環境を保全し、よりよい環境を創造していこうとする実践的な態度を育成することが大切だということである。 環境教育を通して、子供たちは、環境問題が、その原因においても、またその解決のためにも、科学技術と深くかかわっており、その意味で、科学的なものの見方や考え方を持たなければならないことを学ぶ。 また、子供たちは、環境問題が、人類が生存し、生産活動を行っていること自体に由来するものであり、資源やエネルギーの大量消費、それに伴う多量の廃棄など、現代文明や現代の生活様式に深くかかわっていることなど、人間と環境とのかかわりについて理解を深める。 さらに、豊かな自然や快適な環境の価値についての認識を高め、省資源、省エネルギー、リサイクルを図ることなどによって、社会全体の生活様式や経済活動を環境に配慮したものに変革し、循環を基調とする環境保全型社会を形成していくことの大切さを学ぶ。 このようなことをしっかりと知ることももちろん重要なことである。 しかし、さらに大切なことは、これらを単に知識として知っているということではなく、こうした理解を踏まえて、自らの日常活動が環境問題と密接に関連していることの認識を持つとともに、環境の保全やよりよい環境の創造のために、身近なところから、何らかの行動をしようとする心や実践的態度を育成することである。 第三は、環境教育においては体験的な学習が重視されなければならないということである。 このことは、学校の教室での授業においても留意されるべきことであるが、時には、教室を出て、豊かな自然の中で、あるいは地域の中で、環境の大切さを実感しながら、環境について実際にどのようなことが問題となっており、その問題の解決に向け、どのような取組がなされているか、そして、自分たちは何をしなければならないのか等を学べるような学習活動が大いに行われるべきなのである。 また、こうした活動においては、地域の実態に応じて、社会教育施設等の関係機関や関係団体との連携を図ることも積極的に行われるべきであろう。 さらに、現在、幾つかの中学校において、子供たちが主体となり、環境観測と世界的な環境データの共有を行うことを目的に、気温、降水量、水温等について観測・調査し、そのデータをインターネットを通して交換し、国際協力をするという「環境のための地球規模の学習及び観測プログラム (GLOBE計画)」への取組がなされている。 環境問題が地球全体の問題であることを考えると、こうしたインターネットなどの情報通信ネットワークを活用して、世界の様々な地域の学校や施設などとの交流を進めながら、環境教育を行っていくことも有意義なことと考えられる。 また、環境教育が、このように総合的・横断的な特色を持ったものであることを考えると、学校や地域の実態等に応じ、「総合的な学習の時間」などを活用した特色ある取組も望まれよう。 そして、充実した環境教育を行っていくためには、やはり優れた指導者が不可欠であることを指摘しておかなければならない。 そのためには、教員養成課程について、教科に関する科目において環境教育に配慮するとともに、様々な体験的な学習に関する実践的な指導方法を習得させるなど、カリキュラムを充実する必要がある。 また、教員研修において、環境教育に取り組む視点や方法、環境保全活動などの体験活動を取り入れるなど、環境教育に取り組んでいくに当たって必要となる実践的な内容を充実する必要がある。 また、特別非常勤講師制度などを活用して、環境問題に実際に携わっている自然保護の関係者や研究者等の社会人を幅広く学校に受け入れることなども積極的に推進されるべきであろう。 [3] 地域社会における様々な学習機会の提供 環境教育については、学校だけでなく、地域社会においても、様々な学習機会を提供するなどの取組を進めるべきである。 地域社会における環境に関する学習機会の提供の取組を進めるためには、学習活動の場の充実、学習機会の拡充や情報の提供などについて充実する必要がある。 とりわけ、学習機会の拡充については、自然に親しむことが環境教育の第一歩であり、環境から学ぶとともに、環境について学ぶといった視点に立って、星空観察、バードウォッチングなどの自然観察やキャンプなどの野外活動をはじめとして、様々な自然に親しむ機会を設けることが重要である。 また、博物館や少年自然の家等の社会教育施設などにおいて、環境学習教室など多様な学習機会を拡充することが望まれるが、その際には、特に、体験型の学習機会の充実に留意する必要がある。 さらに、子供たちがグループ活動や団体活動を通じて、地域において楽しく、自主的、継続的に環境について学んだり、環境保全活動を行っていくことも有意義であり、こうした活動をさらに活性化していくべきである。 大学や研究所などにおいても、子供たちを対象にセミナーなどを開催し、地球環境問題の現状などを分かりやすく説明していくことを望みたい。 企業などにおいても、子供たちに環境に関する学習機会の提供を期待したい。 さらに、現在、国と地方公共団体が共同して、毎年「環境教育フェア」が開催されている。 「環境教育フェア」では、環境教育の成果発表や環境問題についての講演・パネルディスカッションなどが行われているが、教育関係者のみならず、一般の人々からの参加者も多く、この「環境教育フェア」が社会全体の環境に関する意識啓発に寄与するところは極めて大きいと考えられる。 こうした行事が今後一層充実して実施されることが望まれる。 以上、環境に関する地域での学習機会の例を幾つか挙げてみたが、我々は、様々な地域で、特色を持った環境に関する学習の機会が子供たちに用意されることを望むものである。 そして、第4章[3] においても指摘したように、環境に関する学習活動についても、どのような活動がいつ、どこで行われているか等についての様々な情報を子供たちに提供する仕組みを整備することが必要である。 このため、科学に関する学習機会についての情報と同様に、市町村教育委員会が中心となって、地域社会における各種の情報をデータベース化するとともに、関係機関や民間団体などとの情報通信ネットワークを形成し、子供たちに情報を十分に提供する体制を整備することの必要性を指摘しておきたい。 なお、環境問題への取組としては、一人一人が身の回りのできることから実践していくということが重要である。 その意味でも子供たちが学校や地域社会でのそれぞれの役割に即した活動を通して、ボランティア活動を経験し、将来、環境保全を含めたボランティア活動を自然に行っていく契機となることを望みたい。 また、家庭においても、子供たちに環境を大切にする心をはぐくむとともに、学校や地域社会で学んだことを日常生活で実践するよう促していくことを期待したい。 (大臣官房 政策課).

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