あっ次の仕事はバケモノ退治です 考察。 【ブラッククローバー】作者田畠裕基の他作品や結婚、アシスタント情報まとめ!

あの頃のオカ板の思い出

あっ次の仕事はバケモノ退治です 考察

ダークヒーロー(アンチヒーロー)アニメおすすめランキング ダークヒーロー、またはアンチヒーローと呼ばれることもあります。 元々は主人公のライバルキャラ的な立ち位置でしたが、人気が出てきてダークヒーローが主人公を務める作品も出てきたジャンル。 正統派の主人公との大きな違いは、手段のためには汚いことや汚れ仕事も行うという点。 それによって、非難されることもありますが、怪しい奴をいきなりバチコン!と退治したりとか、正統派の主人公には出来ない思い切ったこともできる。 結果、 闇の主人公とか悪のカリスマと呼ばれることなんかもありますね。 では、悪役キャラとダークヒーローの違いは何か?と聞かれれば、 その行動には自分なりの信念や正義があることでしょう。 この辺は人によって、 いや、それもただの悪人やないかーいっ!? というキャラもいるでしょうが、今回はすやまチョイスでございますから。 わたくしの独断と偏見でダークヒーローアニメ12選をチョイス致しました。 また、ブログ版では今回紹介した作品を一覧してまとめています。 原作の試し読みもできるので良ければチェックしてみてください。 12位:とある科学の一方通行(とある魔術の禁書目録のスピンオフ) こちらは 能力者が集まる学園都市を舞台としたSFアニメ『とある魔術の禁書目録(インデックス)』のスピンオフ。 その本編では主人公の敵役だった学園都市最強の能力者『一方通行』がこちらでは主人公。 主人公のライバルキャラが今度は主人公になるというダークヒーローの典型的なパターン。 そして、 最強系主人公も爆誕す!ということで、圧倒的な強さも見せてくれます。 けれど、本編を観ていないとキャラの魅力や世界観が分からないのがネックでございます。 >> 11位:機動戦士ガンダム THE ORIGIN あの伝説のロボットアニメ『機動戦士ガンダム(ファーストガンダム)』の前日譚を描いたのがこのTHE ORIGIN。 ファーストガンダムのカリスマ的なライバルキャラ、シャア・アズナブルが誕生をするまでを描いた物語。 己の復讐のために、自らの仇であるザビ家が率いるジオン軍の軍人となっていく。 大河ドラマのような壮大なストーリーと芸術的なロボットアクションは見所十分ですが、ファーストガンダムを見ていないとシャアの魅力が完璧には伝わらないのがネック。 >> 10位:ようこそ実力至上主義の教室へ(よう実) ラノベファンから圧倒的な支持をされている学園サスペンス。 ただし、それはポイントを稼いで一番上に立った1クラスのみ。 その1クラスになるためにポイントを争って、時に個人で、時にクラスで、陰謀や策略が渦巻く実力至上主義な学園ストーリーとなっています。 そんな中、 主人公の綾小路は最下層クラスの一般学生と見せかけて、実は身体能力も知能も主人公最強系。 自らの力を隠しつつ、時には汚れ仕事もしつつ綾小路が上を目指していく。 アニメ版だと綾小路の真意がよく分からないまま終わるので、正直ダークヒーローなのか?と言われると疑問もあり。 ただ、原作ラノベファンの中にはダークヒーローと推す人も多いので、今回のランキングに含めました。 >> 9位:東京喰種トーキョーグール ダークヒーロー、闇の主人公と言ったらこの『東京喰種トーキョーグール』を挙げる人も非常に多い。 現代の東京に人を喰らうグールが存在するというダークファンタジーサスペンス。 主人公の金木研はそんな東京に住む普通の学生と見せかけて、実は半グールだったというパターン。 物語が進むごとに見た目や性格も変わっていく、 成長型のダークヒーローとなっております。 >> 8位:DARKER THAN BLACK(ダーカーザンブラック)-黒の契約者- 地獄門(ヘルズ・ゲート)と呼ばれるものが突如現れ、感情を失う代わりに能力者を得た契約者と呼ばれる存在が出現した世界を舞台とするSFアクションアニメ。 主人公:黒(ヘイ)はそんな世界で死神と呼ばれる秘密組織のエージェント。 まさにダークヒーローといった立ち位置でございますね。 そんなエージェントの仕事をこなしがら、「ゲート」や「契約者」の謎や陰謀に迫っていく。 >> 7位:ONE OUTS -ワンナウツ- ライアーゲームの作者が描いた異色の野球漫画を原作としたアニメ。 賭け野球で無敗の投手として活躍していた主人公:渡久地 東亜(とくち とうあ)がプロ野球に参戦することに。 そこから這い上がる王道ストーリーは一切なし! 主人公の目的は金のみ。 ワンアウト取る度に500万、逆に1点失うと5000万払うというワンナウツ契約という特別な契約を結んでプロの世界へ挑んで行く。 また、野球の方でも真っ向勝負で抑えるわけでなく、駆け引きや戦術を駆使して抑えていく。 ときには監督やオーナーとも駆け引きを行い、経営にも関わっていく完全なる異色のスポーツアニメ。 そして、 異色のダークヒーローが見れる作品です。 >> 6位:ルパン三世 PART5 天下の大泥棒が世界を股にかけて活躍する。 昭和の時代から続く長期シリーズに加え、今でもたまに新作や『金曜ロードSHOW! 』でスペシャル版が放送されることから、知名度はこの中で一番でございましょう。 スペシャル版しか見た事ない人はコメディのイメージが強いと思いますが、ルパンは元々はハードボイルド漫画を原作としたもの。 そして、2018年に放送されたこの深夜アニメ版の『ルパン三世 PART5』は 時には命だって盗むぜ といったセリフが飛び出すなど、かなり原作のルパンに近いイメージとなっております。 いつものコメディとは違う、ちょいとハードなルパンが見たいならこのパート5がおすすめ。 このパート5から観ても話は分かるようになっています。 >> 5位:DEATH NOTE(デスノート) キラとLの戦いを中心に2000年代を沸かせた国民的ジャンプ漫画を原作とするアニメ。 ダークヒーローと言ったらこのデスノートを思い浮かべる人も多いんじゃないかなと思います。 名前を書いた人間を死なせることができるという死神のノート「デスノート」を手に入れたことで、 主人公:夜神月(やがみライト)がキラとなり、それを使って悪人を排除し、世界を理想の姿に変えていこうとする物語。 Lはそれを止める天才名探偵。 普通だったら主人公を逆にしそなところでございますね。 実際、Lの方が大人気ですしw >> 4位:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 (俺ガイル) 青春とは嘘であり、悪である。 そんな学園青春ラブコメの主人公とは思えない語りから登場するラブコメ界では珍しいダークヒーロー。 それが比企谷 八幡(ひきがや はちまん) 普段は空気の一部になって存在感を消しつつも、ここ一番では悪役となって真に責めるべき人たちを救っていく。 調子のいい陽キャやなんちゃって腐女子を救う必要があるのかっ!? とわたくしは思ってしまうわけですが、そんな奴らでも八幡は救っていくのです。 そこにシビれる! あこがれるゥ! >> 3位:ベルセルク それは剣というにはあまりにも大きすぎた。 大きく、分厚く、重く、そして大雑把すぎた。 それは、まさにー鉄塊だった。 デッカイ剣はFF7のクラウドが最初じゃない!ベルセルクのガッツが先にやっていた! デカい剣を振り回しバケモノたちを退治していく。 黒い剣士と呼ばれるガッツの復讐の物語。 狂戦士のような戦いぶりから、逆にガッツの方がバケモノ扱いされることも多いですが、復讐の理由も知ればそれも納得というダークヒーロー。 その理由については、ガッツの若き時代を描いた『剣風伝奇ベルセルク』の方に描かれています。 >> 2位:コードギアス 反逆のルルーシュ 世界を敵に回すダークヒーローがこのルルーシュ。 ギアスの力を手に入れたルルーシュは母の復讐と妹を守るため、世界を支配するブリタニア帝国に反旗を翻す。 戦力的には圧倒的不利でありながら、ルルーシュの知能とギアスの力でブリタニアに対抗していく点が見所。 目を光らせることでいかなる命令にも従わせることができるギアスの力で一人の少年が大国に挑む、その姿から厨二心も腐女子心も存分にくすぐったものでございます。 が、実はそこに深い悲しみや激しい葛藤も抱えている。 悲哀のダークヒーローが見れる最高傑作。 >> ダークヒーロー(アンチヒーロー)アニメおすすめランキングまとめ ダークヒーローとは悲しみを背負ったものが最後に行きつく無想転生のような生き様。 だからこそ、そこにシビれる! あこがれるゥ! >> >>.

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【野々上大二郎】最後の西遊記

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ブラッククローバー作者田畠裕基 出身 福岡県 性別 男 生年月日 1985年?月?日 漫画家歴 2001年~ ブラッククローバーの作者田畠裕基さんは福岡県生まれであり漫画家の岩代俊明さんのアシスタントしながら漫画を描いていたそうです。 2001年から活動を開始して2005年に「ガランス」の読み切りでデビューしました。 なので漫画家歴は15年を超えているベテラン。 2012年に少年ジャンプで「HUNGRY JOKER」で連載を開始。 2015年から「ブラッククローバー」で現在も連載を続けています。 性格は漫画家の田村隆平 代表作少年ジャンプ べるぜバブ さんいわく「マジでアスタ」だそうで語尾は「ーッス」とのこと。 作者田畠裕基の他作品 2011年に田畠裕基さんはHUNGRY JOKERで連載を開始しています。 ストーリーあらすじとしては 主人公の天才科学者ハンジは自身の過去の記憶がなくかろうじて残っていた記憶の手がかりとなる黒いリンゴと光死体を研究していた。 ある日光る死体が見つかり研究施設で研究していたが突如バケモノに変身する。 バケモノは暴れ瓦礫の鉄が刺さり絶命のピンチに追い込まれてしまうハンジ。 同時に研究していた黒いリンゴはニュートンのリンゴと呼ばれ舐めると万有引力の知識をニュートンに与えてくれる果物であり口にした者は死に至る代物であった。 一か八かでハンジは黒いリンゴを食べるとなんと重力を操る能力を入手。 光る死体のバケモノを退治することに成功します。 ここまで ハンタージョーカーは残念ながら全3巻で打ち切りという形になってしまいました。 それにしても方向性がブラッククローバーとは全然違うのですね。 元岩代俊明のアシスタント 田畠裕基さんは岩代俊明を師匠として明言しておりアシスタントをしていました。 岩代俊明さんの代表作は「PSYREN-サイレン-」や「カガミガミ」。 ホラー系の漫画作品が多い漫画家さんです。 岩代俊明さんには結婚式では主賓をやってもらったり上京してからずっとお世話になっている方とのこと。 またべるぜバブの田村隆平さんとは同じアシスタント仲間とのこと。 スポンサーリンク 結婚や顔の情報 田畠裕基さんは既婚者でありブラッククローバーの連載が始まる時に結婚したそうです。 漫画1巻の作者コメントには 「超私事ですが上のケーキを作ってくれた人と結婚しました。 アシスタント時代からこんなしょーもない僕を支えてくれた奇特な人で、この人を幸せにしないとバチが当たるでしょう。 」 とのこと。 顔は公開されていないので不明ですが漫画4巻の末ページには「食戟のソーマ」作者の附田先生との思い出漫画があります。 そこでは 爽やか系な顔で書かれていたのでユノのようなイケメンな方だと思われます。 *追記 顔画像がありました。 連載でかなり追い込まれているらしい・・・ 田畠裕基さんは少年ジャンプの連載でかなり追い込まれているようです。 作者コメントや巻末のページでは度々担当に原稿を迫られ焦っている田畠裕基さんが描かれています。 また田畠先生は担当の方と 打ち合わせ中に疲れすぎて寝るといったエピソードも持っているようです。 漫画5巻 最近の少年ジャンプでは一部ほぼネームのままのものもありました。 富樫先生!?!?!とハンターハンターを連想してしまった方も多いのではないでしょうか? 確かに週刊連載は毎週18ページの漫画を描くのでネームで3日、仕上げを3日で行うことができる漫画モンスターな超人でなければ続けることはできません。 さらに最近ではブラッククローバーはアニメ化もしたので仕事量が物凄いことになってそうです。。。 私個人的にはブラッククローバーはかなり展開が早くて好きな作品でありますので体を壊さないことをただ祈るばかりです。

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あの頃のオカ板の思い出

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もくじ• 〈第11の使徒〉は「復活した〈リリス〉」である 〈 第11の使徒〉とはなにか? 第11の使徒 = 復活した〈リリス〉 これが前ページの問いに対する答えになる。 最後にお出ししたヒント——。 あなたは絶対にそれを目にし、名前もよく知っている——というより、 これまで何度も名前を出している この点が〈リリス〉にあてはまることは納得していただけるはず。 「『復活した』なんて修飾語を付けるのはずるい」 そう思ったあなたのために、ほかの 〈第11の使徒〉の条件もきちんと検証してみる。 ほかの条件は何だったか。 だが、これまで考察してきたように、 〈リリス〉が活動を再開したことで、〈インパクト〉が発生した。 それは人類が滅亡することにつながる。 人類の敵になることだから「襲来」と言ってもあながちまちがいではなかろう。 また『Q』で 〈リリス〉は「 骸 むくろ 」になっていたのだから、「殲滅された」とみなしても問題あるまい。 〈リリス〉が復活したのは〈サードインパクト〉のときだから、「 『破』のラストから〈サードインパクト〉までの間に襲来した」という条件もクリアする。 これまでの考察で、〈サードインパクト〉には〈Mark. 06〉が関わっていることがわかっている。 まず 復活した〈リリス〉が人類によって「11番目」に、〈Mark. 06〉が「12番目」に〈使徒〉に認定されたのだ(両者はほとんど同時だったかもしれない)。 そして次の事柄も、復活した〈リリス〉は問題なくあてはまる。 〈第11の使徒〉と戦ったのはアスカ などで、 〈ロンギヌス〉を〈リリス〉に刺したのは、アスカの乗る〈改2号機〉であると結論づけた(ただし、〈ロンギヌス〉はニセモノだったので、〈リリス〉は完全には殲滅[=形象崩壊]されなかったが)。 「でも、なんかモヤモヤするなあ……」 まだ納得していただけないあなたに、もう少し 「第11の使徒=復活したリリス」説を補強する材料を述べていこう。 第1使徒の僕が13番目の使徒に 堕 おとされるとは… カヲルのこのセリフは、 〈使徒〉は2回ナンバリングすることが可能であることを示している。 前に、下の図を掲げたのを覚えておられるだろうか。 もともとは上の図のとおりだった。 しかし、 〈リリス〉は復活したことで人類の敵になった。 図示すれば下のようになる。 人類にとって、意味が変わった(ただの「オーパーツ」から「殲滅対象」になった)ので、番号を付けなおした。 そう考えられるのだ。 これまでわかったことを図に反映させてみよう。 icon-arrow-circle-down 〈第11の使徒〉に「(復活した)リリス」と書きこんだ。 「あれれ〜、なんかおかしいぞ?」 あなたはここで奇妙な思いにとらわれているかもしれない。 漠然と違和感を覚えてはいないだろうか? ここであなたは先に見たゲンドウのセリフを思い出すはずだ。 いかなる手段を用いても 我々はあと8体の使徒を倒さねばならん ゲンドウがこのセリフを言ったのはどの時点か? 『序』で〈第5の使徒〉を倒したあと、〈第6の使徒〉が襲来する前だ。 図に書きこんでみる。 「8体」という数は見事に合致している (〈第3の使徒〉は『破』の冒頭に登場。 発見順と殲滅順は前後している)。 ところが、「8体」に 「復活した〈リリス〉」が含まれてしまっている。 「〈リリス〉が殲滅対象だとわかっているなら、さっさとやっつけてしまえばいいではないか? なぜ倒すどころか保護していたの?」 御意。 おっしゃるとおりだ。 「『第11使徒=復活したリリス』説はおかしいんじゃないの?」 あなたの疑問は 〈死海文書外典〉の真相を探ることで解決する。 〈死海文書外典〉は〈ゼーレ〉の聖典である ゲンドウたちに開示しているものを〈死海文書(正典)〉、開示していないものを〈死海文書外典〉と呼んでいるわけだが、 なぜ開示していないほうにも「死海文書」という名前がつけられているのか? どうせゲンドウたちには秘密なのだから、「ゼーレ文書」とか「ペンギン文書」とかテキトーな名前でもいいではないか。 いや、そもそも人類が実際に手にとって閲覧できないのだから、名前すら不要のはずだ。 「そんなこと、どうでもいい!」 あなたは 「また脇道にそれるのか」と、イライラしはじめているかもしれない。 脇道にそれるとしても、今後の考察にも関わるので、ぜひお付き合いいただきたい。 〈正典〉は〈使徒〉の殲滅をセッティングする ゲンドウに開示されていない〈死海文書外典〉の「外典」とは、〈正典〉に対する〈外典〉、つまり 〈正典〉の存在を前提とするという点に注意したい。 〈外典〉にも「死海文書」という名が付けられているのは、〈正典〉と〈外典〉がそれぞれまったく別の内容を記述しているのではなく、 〈外典〉は〈正典〉の内容に注釈を加えたり、一部または全部を修正したりするからだと想像できるのだ。 では、 〈外典〉はどのように〈正典〉の内容を修正しているのか? この問題を考える。 そもそも、 なぜ〈外典〉はゲンドウたちに開示されていないのか? これは、 ゲンドウたちにその内容を知られると〈ゼーレ〉にとって都合が悪いからだと思われる。 逆に考えると、 〈正典〉の内容は都合がよい、ということになる。 まずは、〈正典〉のほうから考察する。 「 〈ゼーレ〉にとって都合がよい」とはどういうことか? 〈正典〉には、どんなことが書かれ (書かれていることにして)、ゲンドウたちに伝えられているのか? これは先に考察したとおり、 〈使徒〉が〈ヒト〉を滅ぼすために襲来する。 〈ヒト〉はみずからの存亡をかけて、〈使徒〉と戦わなければならない といった内容だと考えられる。 これのどこが「〈ゼーレ〉にとって都合がよい」のか? 過去の考察のおさらいになるが、簡単にまとめると次のようになる。 〈使徒〉とはこの仮想現実の世界を創っているコンピュータのバグだ。 〈ゼーレ〉はそのバグ(使徒)をゲンドウたちに除去させている。 ゲンドウたちは、そこが仮想現実の世界であることは知らない (ことになっている)ので、「バグの除去」ではなく、 「人類の存亡を賭けた戦い」といった大義名分で〈使徒〉を殲滅させる必要がある。 その「大義名分」が〈死海文書(正典)〉というわけだ。 ゲンドウたちが偽りの真実にもとづいて〈使徒〉を殲滅(=バグを排除)してくれる。 これは当然、〈ゼーレ〉にとって都合がよいわけだ。 〈外典〉は〈インパクト〉を設定する ここで、勘の鋭いあなたは 「あれ?」と思ったかもしれない。 「ちょっとまって……〈リリス〉も〈使徒〉だよね? 〈リリス〉も〈ゼーレ〉にとって排除しなければならない存在なの?」 ご 慧 けい眼 がん。 その発想は核心を突いている。 たしかに、〈リリス〉は劇中で呼ばれているように、紛れもない〈使徒〉にちがいにない。 しかしながら、で述べたように、 〈リリス〉は〈ゼーレ〉が意図的にゲンドウたちのいる世界(虚構A)に投入したモノ (自分たちのアバター)のはず。 なぜそれを排除しなければならないのか? だったら、最初から投入しなければよかったではないか。 そんなふうにあなたは考えたことだろう。 ここで、先にあなたに見ていただいた図が生きてくる。 これは、ゲンドウやミサトたちが理解している〈使徒〉の概念だ。 ということは、 〈死海文書(正典)〉においては、〈使徒〉をこの図のとおりに説明していると考えられる。 図のタイトルを少し変えておこう。 icon-arrow-circle-down 上の図のタイトルのみを変更した。 この図を〈ゼーレ〉の視点から見直すと、 「 (敵ではない)オーパーツ」は〈インパクト〉の道具、 「敵」はコンピュータのバグになっている——あなたはこの奇妙な符合にお気づきだろうか? どういうことか説明する。 先にこう述べた。 〈外典〉は〈正典〉の内容に注釈を加えたり、一部または全部を修正したりするもの ここで、「 〈外典〉はどのように〈正典〉の内容を修正しているのか?」という疑問が解ける。 〈死海文書外典〉の内容は、上図の〈正典〉の説明に注釈を加えたり、概念や解釈を修正したりするものになる。 書きこんでみよう。 icon-arrow-circle-down 「オーパーツ」に「〈インパクト〉の道具」、「敵(殲滅対象)」に「コンピュータのバグ」と書きそえた。 これまで判明している事柄も含め、もう少し細かい表に落としこんでみる。 icon-arrow-circle-down これまで判明している〈使徒〉が、〈正典〉と〈外典〉のそれぞれでどのように解釈されるかを表にした。 〈第3〉〜〈第10〉は「コンピュータのバグ」、〈第2〉と〈第11〉の〈リリス〉は「〈インパクト〉の道具」と書きこんだ。 表にしてみると、問題点がくっきりするかと思う。 まず、あなたが抱いた疑問——。 「『第11使徒=復活したリリス』説はおかしいんじゃないの?」 〈正典〉では、「リリスとの契約」による 「生存競争の相手」を「全10体」と記述していると考えられる。 一方で、 具体的にどんな〈使徒〉なのかは説明していないのだろう (説明しようにも〈ゼーレ〉でさえも詳細はわからないのだと思われる。 〈ゼーレ〉もバグの「数」だけしか把握できていないのだ)。 たとえば、『破』で〈第10の使徒〉が襲来したとき、冬月がこう語っている。 先のゲンドウのセリフ——。 いかなる手段を用いても 我々はあと8体の使徒を倒さねばならん これは「〈使徒〉があと8体襲来してくることはわかっているが、その正体までは不明」ということだ。 まわりくどい言いかたをしてきたが、ようするにこういうことだ。 〈死海文書(正典)〉には「第11の使徒=復活した〈リリス〉」とは書いていない もしも〈正典〉に「第11の使徒=リリス」とか書かれている (〈ゼーレ〉がそのようにゲンドウたちに伝えている)なら、ミサトたちがセントラルドグマで〈リリス〉を保護したりはしないだろう。 復活した〈リリス〉を人類が「第11の使徒」に認定したのは、 〈サードインパクト〉の際に〈リリス〉が活動を再開したから。 そこではじめて人類は〈第11の使徒〉が何であったのかを知った。 つまり結果論なのだ。 したがって——。 「第11の使徒=復活した〈リリス〉」と書いてあるのは〈死海文書外典〉である でも述べたように、〈ゼーレ〉は自分たちの目的についてこう語っている。 これが 〈死海文書外典〉や〈第11の使徒〉の真相なのだ。 〈正典〉を修正するこの 〈外典〉の内容は、ゲンドウをはじめとする人類にとって、きわめて不利益なものだと考えられる。 なぜ不利益なのか? これまでの考察を踏まえれば、〈インパクト〉とは インパクト =世界のコア化 =インフィニティの創造 =人類の消去 である。 〈ゼーレ〉にとって〈使徒〉はコンピュータのバグだが、〈ヒト〉もやはりバグ。 つまり、 〈使徒〉も〈ヒト〉も〈ゼーレ〉にとっては最終的に排除しなければならない存在 なのだ。 「人類の消去」という〈外典〉の内容は、当然ながら ゲンドウたちに知られるわけにはいかない。 そこをゲンドウにつけこまれる結果になった。 もっとも、〈ゼーレ〉も「どうせバレているから」と高をくくっていたのかもしれない。 そのように考えていくと、〈外典〉で設定している事項、すなわち 〈インパクト〉はゲンドウたちには無関係だ。 では、「関わっていたが主体でない」可能性も残していたが、やはり全く関係していないと考えるほうが自然だろう。 たとえば『破』に次のような場面がある。 icon-arrow-circle-down 〈ゼーレ〉がゲンドウたちに自分たちの目的を語る。 そのあとゲンドウと冬月が会話する。 より重要度の高い〈インパクト〉はゲンドウとは別の組織にまかせる——そんな構図が見えてくる。 〈外典〉も人類のために書かれている 〈正典〉にも〈外典〉にも「死海文書」の名が付けられている理由は、両者がお互いに深く関係しているからだと、これまで述べてきた。 しかし、「死海文書」の名が冠せられている理由は、もうひとつある。 それは、〈正典〉と同様に、 〈外典〉もその内容は人類に伝えられるべきものだからだ。 「君がなにを言っているかわからないよ」 そんなあなたのために、ここでの復習をする。 これにより、当ブログが 〈死海文書〉の名称にこだわる理由をわかっていただけるはずだ。 前回の考察でこう述べた。 ゲンドウに敵対する〈ネルフ〉がある それは具体的には、 ネルフ・ユーロ支部であるとした。 ユーロ支部はゲンドウの権限がおよばない点も確認した。 先に見たように、〈Mark. 06〉はゲンドウには秘密裏に建造されていたが、〈ゼーレ〉が直接この作業をしていたのではなく、ユーロ支部のスタッフがおこなっていたと考えられる。 言うまでもなく、〈ゼーレ〉はこの世界(虚構A)では活動できないからだ。 前回の考察で次のようにも述べた。 ユーロ支部では、ゲンドウたちとおなじように、やはりモノリスで〈ゼーレ〉と会話し、命令を受けているのかもしれない。 ということは、 ユーロ支部でも〈 人工知能 ゼーレ〉から〈死海文書〉の内容を (やはり間接的に)伝えられている可能性が高い。 だが、ユーロ支部に伝えられているのは、 〈死海文書(正典)〉ではなく〈死海文書外典〉だと考えられるのだ。 〈 人工知能 ゼーレ〉から伝えられる内容は、すなわち〈死海文書〉というわけだ。 簡単にまとめると次のようになる。 〈死海文書(正典)〉 = ゲンドウ・冬月の率いるネルフ本部が活動するためのもの 〈死海文書外典〉 =ネルフ・ユーロ支部が活動するためのもの ユーロ支部が「自分たちが滅亡する計画」を進んで実行しているのは、客観的に見れば滑稽でもあり哀れでもある。 なにが彼ら・彼女らを駆りたてているのか。 前回も考察したように、 「インフィニティの創造」すなわち「自分と世界の禁じられた融合」が崇高で素晴らしいものである、と思いこんでいるのだろう (〈ゼーレ〉に洗脳されている、と見ることもできよう)。 〈第11の使徒〉と〈第12の使徒〉は〈インパクト〉のツールである ここで先に示した表を再び見てみよう。 疑り深いあなたは、次のような疑念を抱くかもしれない。 「〈第3の使徒〉から〈第10の使徒〉まで『コンピュータのバグ』なのだから、素直に考えれば 〈第11の使徒〉も〈第12の使徒〉も『コンピュータのバグ』なのでは? 〈第11〉や〈第12〉が『コンピュータのバグではない』と言いきれるのか?」 ご慧眼。 そう考えるほうが自然ではある。 かりに〈第11の使徒〉が「コンピュータのバグ」だとするならば、これを「復活した〈リリス〉」と考えるわけにはいかなくなる。 〈リリス〉はバグではなく、〈ゼーレ〉が意図的に投入したものだからだ。 そもそも〈メタフィクション(仮想現実)〉説は、言うまでもなく、劇中で確定したものではない。 当ブログの妄想だ。 これは〈ループ〉説や〈パラレルワールド〉説なども同様。 だからこそ「考察」する愉しみが生まれている。 したがって、「〈第11の使徒〉はコンピュータのバグではない」ことを「1+1=2」のような絶対的な真理としては証明できない。 証明はできないが、 説明はできる。 「〈第11の使徒〉はコンピュータのバグではない」と考えることで 腑に落ちる場面が劇中に存在するのだ。 それは次の場面。 icon-arrow-circle-down 『破』において、〈第10の使徒〉が襲来するカットの直前に、カヲルがプラグスーツを身につけ、〈Mark. 06〉に乗りこもうとしているとおぼしきシーンがある。 このとき、いよいよ 〈ゼーレ〉の計画が発動したと考えられる。 ここであなたは 「あれ?」とならないだろうか? 「倒すべき〈使徒〉は『あと8体』のはずなのに、まだ6体しか殲滅していないぞ?」 念のため、上の表を再び掲げてみる。 icon-arrow-circle-down 〈第10の使徒〉が襲来した時点で〈使徒〉は7体(「あと8体」のうちの5体)しか殲滅していない。 icon-arrow-circle-down 〈死海文書(正典)〉には、10体の〈使徒〉(=生存競争の相手[殲滅対象])が記述されているはずである。 〈死海文書(正典)〉に記された殲滅対象は、〈第3の使徒〉から〈第12の使徒〉までの全10体のはず。 にもかかわらず、 〈第11〉と〈第12〉がまだ現われてもいないうちから、〈ゼーレ〉は〈Mark. 06〉を起動させている。 これはどういうことか? この問題については、もちろんでもあつかっている。 〈ゼーレ〉はゲンドウたちの企みに気づいていた。 だから、あらかじめ手を打ち、カヲルを遣わしたわけだ。 〈ゼーレ〉がゲンドウたちの目的に気づき、なんとかしたいと思っていたことは事実であろう。 しかし、さすがに どのタイミングでコトを起こすかまでは予知できないのではないか。 そもそも〈第10の使徒〉を殲滅するタイミングで 初号機が覚醒したのは偶然だと思われる。 「庵野さんはおそらく深くは考えていないはずですよ」と鶴巻和哉監督が語っていることも過去の考察で述べている。 したがって、当ブログの過去の結論をみずから否定することになるが、 〈第11の使徒〉や〈第12の使徒〉が襲来する前に〈ゼーレ〉がコトを起こした理由は次のとおりだとしか考えられない。 このとき〈ゼーレ〉は、〈サードインパクト〉を発動しようとしていたわけだから、〈第11の使徒〉は殲滅してもらう必要はない——むしろ手を出されては困るのだ。 なぜならば、〈第11の使徒〉は「コンピュータのバグ」ではなく、 第11の使徒 = 〈インパクト〉の道具(ツール) だからだ。 さらに、この発想を〈第12の使徒〉にも拡大してあてはめると 第12の使徒 = 〈インパクト〉の道具(ツール) という類推も成りたつ。 〈第12の使徒〉は〈Mark. 06〉だ。 でも述べたとおり、そしてあなたもご存じのとおり、〈Mark. 06〉は〈リリス〉とともに〈サードインパクト〉で重要な役割を果たしている。 そして、やはりで結論づけたとおり、 エヴァンゲリオンMark. 06 = アダムスの器 であるから、 第12の使徒 = アダムス が成りたつ。 ようするに、 〈リリス〉と〈アダムス〉は〈インパクト〉の道具というわけだが、これまで考察してきた真実に一周まわってもどってきたことになる。 ここまでわかった事柄を表に書きこんでみよう。 icon-arrow-circle-down 〈第12の使徒〉は、より正確な表現の〈アダムス〉とした。 また、〈第11の使徒〉と〈第12の使徒〉は、〈外典〉で「〈インパクト〉の道具」と説明されているとした。 〈Mark. 06〉の仕事は〈使徒〉の殲滅ではない 無邪気になりきれないあなたは、ここで次のように考えるかもしれない。 「〈Mark. 06〉は、襲来した〈第10の使徒〉を倒すために起動させたのかもしれないぞ」 なるほど、たしかにカヲルが「 時が来たね」と言うシーンの直後に〈第10の使徒〉が襲来するシーンが置かれている。 あたかも 〈第10の使徒〉の襲来を察知してカヲルが行動を開始したように思える。 ここで、当ブログがかつて聞きかじった付け焼き刃の知識を披露してみたい。 アメリカの法律用語に「Res Ipsa Loquitur(レス・イプサ・ロクィタ)」がある。 意味はラテン語で「事実それ自体が証明となる」。 これを『ヱヴァ』の謎解きにあてはめてみる。 〈Mark. 06〉は〈使徒〉と戦っていない これは紛れもない事実。 『破』の終盤、〈Mark. 06〉が月から飛来したのは、〈第10の使徒〉が殲滅された直後だ。 したがって——。 〈Mark. 06〉の仕事は〈使徒〉の殲滅ではない という推論が成りたつ。 もちろん、あなたは納得しないだろう。 〈Mark. 06〉が〈使徒〉と戦わなかったほかの理由を、思いつくままあげてみよう。 月から地球まで距離が大きすぎて間に合わなかった• 〈Mark. 06〉の戦闘力は低いので〈使徒〉と戦えない これらの点について考察してみる。 まず「 〈Mark. 06〉の戦闘力は低い」点から検討してみる。 あなたもご存じのとおり、〈Mark. 06〉がどのような能力を持っているか、劇中ではまったく描かれておらず、不明だ。 一方で、〈 Mark. 09〉 のふるまいは『Q』で描写されている。 当ブログの考察では、〈Mark. 06〉も〈Mark. 09〉も〈アダムスの器〉であり、 両者は似たような性能を持っていると想像できる。 〈Mark. 09〉は、おそらく劇中で最強の機体だ。 icon-arrow-circle-down ほかの機体には出せない光弾を放って攻撃してくる。 09〉はアスカが〈改2号機〉を犠牲にしてやっと倒せた。 〈Mark. 06〉もおなじような攻撃力を持っているとするならば、「弱い」ということはなさそうだ。 少なくとも、 〈第10の使徒〉を倒す戦力のひとつにはなったはずだ。 でも、実際は〈Mark. 06〉は参戦していない。 では「 間に合わなかった」のか? 〈第10の使徒〉を倒せる力を持ちながら、月と地球との距離がありすぎて間に合わなかった。 まさに宝の持ち腐れ。 なんともマヌケな話だ。 「そうなんだよ! 『エヴァ』ってマヌケな物語なんだよ! わはははは!」 冷静さを失ってはいけない。 『Q』に興味深いセリフがある。 ヴンダーに収容されたシンジを奪還しようと、〈Mark. 09〉がヴンダーを襲撃するシーン。 日向マコトがミサトに次のように報告する。 09〉の接近を感知できなかったのだろう。 これはなにを意味しているのだろうか? 想像力を働かせると次のような真実が浮かびあがる。 〈Mark. 09〉はワープ(瞬間移動)できる 〈Mark. 09〉は、〈ゼーレ〉のエヴァだから、初号機などとは異なり、 いろいろな禁じ手を使えるのだと思われる。 icon-arrow-circle-down 飛行エンジンのようなモノがニュルニュルと生成されたりもする。 同様に、〈Mark. 06〉も チートな ズルい機体、すなわち、 〈Mark. 06〉もワープできる と考えたとしても、あなたも文句はないはずだ。 〈Mark. 06〉は月から地球に飛来したといっても、はるばる長距離を飛行してきたのではなく、 月から地球にワープしてきたのだと想像できる。 間に合わなかったわけではない。 つまり、 〈Mark. 06〉は〈第10の使徒〉が殲滅されるのを待っていた にちがいないのだ。 「〈Mark. 06〉は〈第10の使徒〉を倒す時間も戦闘力もあったのに、どうして戦わなかったの?」 あなたは当然のようにこの疑問に突きあたる。 その理由は——もちろん当ブログの想像ではあるが——次のとおりだ。 〈Mark. 06〉は〈使徒〉と接触するとバグる可能性がある 初号機などのエヴァも、〈使徒〉に侵食されて窮地に陥る場面がある。 しかし、 〈Mark. 06〉が〈使徒〉に触れると、もっと取り返しのつかないことになるのではないか。 そもそも初号機など旧ネルフのあつかっているエヴァと、〈ゼーレ〉の使っている〈Mark. 06〉などのエヴァは、似て非なる存在だ。 icon-arrow-circle-down でも見たように、両者は建造方式が異なる。 Mark. 09〉は全身がコアになっており、アスカが少なからず驚いている。 〈改2号機〉などのエヴァとはちがう造りになっているのだろう。 09〉の全身がコアならば、 〈Mark. 06〉もやはり全身がコアになっている——と考えるのは、飛躍のしすぎではあるまい。 icon-arrow-circle-down 〈第12の使徒〉と化した〈Mark. 06〉が〈改2号機〉の攻撃を受けつけない様子を見てマリが言う。 これは〈Mark. 06〉がバグった姿と考えることもできるだろう。 06〉の仕事は〈使徒〉の殲滅ではない と考えられる——というより、 〈Mark. 06〉は〈第10の使徒〉を殲滅したくてもできなかったのだろう。 〈第10の使徒〉の殲滅はマリの役目だった 先に考察したように、 〈使徒〉の殲滅はゲンドウがおこなうべき「露払い」だ。 ただ、その大義名分があったとはいえ、『破』における〈第10の使徒〉との戦いを見ると、とても「〈Mark. 06〉の仕事は〈使徒〉の殲滅ではない」などと 呑気にかまえている余裕が〈ゼーレ〉にあったとは思えない。 〈使徒〉の殲滅は、人類の生存のためだけではなく、 〈ゼーレ〉がみずからの目的 (=〈サードインパクト〉)を果たすためにも重要だったはずだ。 〈ゼーレ〉は、ゲンドウやシンジたちが〈第10の使徒〉を倒してくれるのを、ハラハラ・ドキドキ・ソワソワしながら眺めていたとでもいうのだろうか? 「なんだ、意外にマヌケだな、〈ゼーレ〉って、わはははっ!」 あなたは、そんなふうに高笑いのひとつもしたくなっただろう。 じつは、ちがうのである。 このとき、 〈ゼーレ〉は彼ら・彼女らなりにがんばっていたのだ。 順に説明していこう。 で、次の場面を確認した。 icon-arrow-circle-down 『破』において、〈2号機〉が封印される。 ここのセリフをもう少し素直に解釈すると、次のような事実を確認できる。 2号機は〈ゼーレ〉の管理下にあった 〈2号機〉はアスカの操る機体で、ネルフが運用していた——ここまでは、あなたには釈迦に説法。 しかし、もっと厳密に言うなら、〈2号機〉を 運用していたのはネルフだが、 管理していたのは〈ゼーレ〉なのだ。 そのように考えると、興味をそそられるシーンがある。 〈第10の使徒〉が襲来すると、封印されたはずの〈2号機〉が動き出す icon-arrow-circle-down 〈2号機〉の起動は、ネルフ本部のあずかり知らぬことだった。 〈Mark. 06〉を〈第10の使徒〉と戦わせるわけにはいかないので、 〈Mark. 06〉の代わりを〈2号機〉が務めるよう、〈ゼーレ〉が取りはからった——そんな構図が見えてくるのだ。 とはいうものの、実際は〈2号機〉は〈第10の使徒〉に敗北している。 シンジの乗る初号機——それも、 覚醒した初号機の力がなければ殲滅するのは無理だった。 つまり、ゲンドウの企みがなければ、人類は滅亡していたかもしれない。 まさにギリギリの攻防だった。 *10:同時にマリが何者であるか、その正体も浮かびあがってくるが、その考察は次回にあらためておこないたい。 ないはずの〈第13の使徒〉が生まれた理由とは? いよいよ今回の謎解きもクライマックスに突入する。 「 まさか第1使徒の僕が13番目の使徒に 堕 おとされるとは…」の「13番目の使徒」とはどういうことだろう? なぜ「ないはずの13番目」が生まれたのだろうか? あなたは、これまでの考察で未解決の問題があったのを覚えておられるだろうか? ここで 「ないはずの13番目」は、ゲンドウの仕業ではない可能性が浮上する。 あなたも含め、『新劇場版』を観た人の多くが(いやほぼ全員が) ゲンドウが「ないはずの13番目」を創り出したと考えているはずだ。 しかし、先にも述べたように 〈初号機〉の覚醒は、〈死海文書〉に記述されていないはず。 〈メタフィクション(仮想現実)〉説を前提とするならば、〈死海文書〉とは、〈ゼーレ〉のこしらえたもの。 だから、人類にとっては 世界の絶対的な法則だ。 したがって、 たとえゲンドウであってもその法則を破ることはできないはずなのだ。 でも、あなたは反論したくてウズウズしているはず。 「何を言っている? 実際ゲンドウはそれをやっているぞ? 貴様も『Res Ipsa Loquitur(レス・イプサ・ロクィタ)』『事実それ自体が証明となる』などとほざいていたではないか」 では、ここでその問題を解決していこう。 当ブログは次の事実に着目する。 カヲルは「まさか使徒に13番目があったとは…」とは言っていない つまり、カヲルは自分が「13番目の使徒に 堕 おとされる」ことに驚いたのであって、 「〈使徒〉に13番目がある」ことではないのだ。 ということは——。 カヲルは「使徒に13番目がある」ことをあらかじめ知っていた なぜ知っていたのか? ここまで考察をお読みのあなたならピンときたはず。 〈死海文書外典〉に「第13の使徒」の記述があり、それをカヲルは知っていたからだ。 「マリが直前のシーンで『ないはずの13番目』と言っているから、作劇上、カヲルがおなじ趣旨の発言をするのは省略したのでは?」 当然、その可能性もある——というか、制作陣がそう意図していた可能性はかなり高い。 だが、開きなおって考えると、劇中でカヲルが「 まさか使徒に13番目があったとは…」と言っていない以上、カヲルが「使徒に13番目がある」ことを知っていたと仮定しても矛盾は生じない。 ならば、それを前提に突きすすむまでだ。 さて、先に確認したように、カヲルは劇中で〈ゼーレ〉と対峙する数少ない人物のうちのひとりだ。 icon-arrow-circle-down カヲルは〈ゼーレ〉のモノリスと対話している。 「 ないはずの13番目」は、〈正典〉に「ない」のであって、 〈外典〉には「ある」と考えられる。 〈外典〉に「13番目」があるならば、論理的に次の結論が導き出せる。 〈第13の使徒〉を創ったのは〈ゼーレ〉である 〈外典〉を書いたのが〈ゼーレ〉であり、ゲンドウがその内容を変えることができないならば、当然そのような結論に行きつく。 「え? ということは、〈ゼーレ〉がカヲルを『13番目の使徒』にしたってこと? マリが『ゲンドウ君の狙いはコレか?』と言っているのと矛盾するぞ!」 「あんたバカぁ? カヲルが『さすが、リリンの王』と言っているのも矛盾するじゃない!」 あなたは怒り心頭に発し、ブラウザの閉じるボタンに手がかかったかもしれない。 なるほど、カヲルが〈外典〉の内容を知っているなら、「13番目の使徒」が自分であることもわかっていたはず。 「 13番目の使徒に 堕 おとされるとは…」と悔しがるのは、きわめて不自然だ。 この問題はどう解決すればいいのか? 答えはこうだ。 〈外典〉には「第13の使徒=カヲル」とは書いていない では、〈外典〉では「第13の使徒」をどう記述しているのか? 「きたきた。 性懲りもなくクイズを出すんだろ?」 ご明察。 〈第13の使徒〉の正体をあなたも考えてみていただきたい。 「どうせ、『劇中に登場していて、われわれも知っている。 これまで何度も名前が登場している』って言うんだろう?」 そこまでご理解いただいているなら話は早い。 ヒントは 「始まりと終わりは同じというわけか」。

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